感染症サーベイランス
病原体検出状況 統計情報
定点医療機関からの急性呼吸器感染症(ARI)患者報告数は前週2,059人(58.83/定点)から今週2,205人(63.00/定点)前週比1.07倍。新型コロナウイルス感染症は前週13人(0.37/定点)から今週9人(0.26/定点)前週比0.69倍。インフルエンザは前週319人(9.11/定点)から今週354人(10.11/定点)前週比1.11倍。基幹定点医療機関における新規の新型コロナ入院患者数は前週1人から今週も1人。インフルエンザ入院患者数は前週17人から今週13人。インフルエンザによる学級閉鎖等の報告は前週19件から今週17件前週比0.89倍。さて、今週、A型肝炎の報告が1例ありました。A型肝炎は、ヒトからヒトへの直接的な接触(糞口感染)、または汚染された食品や水の摂取によって感染します。冷凍してもウイルスは不活化されず、氷や冷凍食品を介して感染する可能性があります。また、性交渉によって感染することもあります。ウイルスに感染し、2~7週間の潜伏期間の後に、急な発熱、全身のだるさ、食欲不振、吐き気や嘔吐が見られ、数日後には黄疸が現れます。成人は小児よりも症状が現れやすく、高齢者では重症度と死亡率が高くなります。有効な予防法として、ワクチン接種(任意接種)があります。日本では、ワクチンは2~4週間の間隔で2回接種します。24週間後に3回目の接種をすると免疫が強化され、5年間は有効といわれています。また、衛生状態の悪いところでは、生水、氷、生肉、生野菜などにウイルスが付着している可能性があります。ミネラルウォーターや一度沸騰させた水、加熱調理してあるものを選びましょう。 参考:厚生労働省「A型肝炎」