感染症サーベイランス
病原体検出状況 統計情報
定点医療機関からの急性呼吸器感染症(ARI)患者報告数は前週2,263人(64.66定点)から今週1,899人(54.26/定点)前週比0.84倍。新型コロナウイルス感染症は前週18人(0.51/定点)から15人(0.43/定点)。インフルエンザは前週410人(11.71/定点)から今週317人(9.06/定点)前週比0.77倍。基幹定点医療機関における新規の新型コロナ入院患者数は前週3人から今週1人。インフルエンザ入院患者数は前週4人から今週5人。インフルエンザによる学級閉鎖等の報告は前週14件から今週9件、対前週比0.64倍。インフルエンザの患者報告数は減少し、ついに警報レベルの終息基準値(10/定点)を下回りました。さて、国内各地の学校、飲食店、娯楽施設等において麻しんの集団発生が報告されており今後さらなる増加が懸念される状況です。海外においても麻しんの流行が確認されており、麻しんの排除認定国においても排除認定が取り消されています。排除認定が取り消された諸外国においては、麻しん含有ワクチンの接種率も低下している状況です。日本においても令和6年度の接種実績は、自治体によっては接種率目標(95%)を下回っている状況です。今後も輸入事例の更なる増加や、イベントや不特定多数が集まる施設等におけるマス・ギャザリングを契機とした国内感染伝播の発生が懸念されます。麻しん含有ワクチンの接種を受けることが最も有効な予防法です。麻しん・風しん混合(MR)ワクチンの定期接種対象者は、接種期間内に確実に接種を受けましょう。また麻しんの流行している国に渡航された方で帰国後2週間程度のうちに高熱や全身の発しん、せき、鼻水、目の充血などの症状がある場合は、事前に連絡しマスクを着用して医療機関を受診しましょう。
参考:厚労省ホームページ「麻しん(五類)」