病原体検出状況 統計情報
集計表・グラフで見る定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週216人(4.50/定点)から今週184人(3.83/定点)対先週比0.85倍。手足口病は先週90人(2.90/定点)から今週140人(4.52/定点)対先週比1.56倍と増加しており引き続き警報レベル終息基準値(2/定点)を上回っています。今週、日本紅斑熱の報告が3例あり、今年の累計4例となり、全国的に増加傾向です。日本紅斑熱は病原体を保有するマダニに刺されることで感染し、刺されてから2~8日頃から頭痛、全身倦怠感、高熱等を伴って発症し、紅色の発疹(斑丘疹)が手足などから体に向かって広がるのが特徴です。(刺し口を見つけることが診断の助けとなります)予防としては、ダニの吸着を防ぐことが最も重要です。媒介ダニが活性化するのは4~10月であり、野山などに立ち入る場合は、長袖・長ズボンを着用し、肌の露出を避け、ダニ忌避剤を使用しましょう。参考:厚生労働省ホームページ「日本紅斑熱について」