感染症サーベイランス
病原体検出状況 統計情報
定点医療機関からの急性呼吸器感染症(ARI)患者報告数は、先週2,177人(62.20/定点)から今週2,242人(64.06/定点)対先週比1.02倍。新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週57人(1.63/定点)から今週54人(1.54/定点) 、基幹定点医療機関における新規の新型コロナ入院患者数は先週7人から今週14人。インフルエンザは先週7人(0.20/定点)から今週8人(0.23/定点)、新規の入院患者数は引き続き今週も0人。百日咳の届出は先週35例から今週60例(今年の累計は814例)。伝染性紅斑は先週44人(2.20/定点)から今週59人(2.95/定点)対先週比1.34倍と増加し、報告者数は先々週の56人(2.80/定点)が過去10年間で最多でしたが今週はさらに上回っています。ヘルパンギーナは先週35人(1.75/定点)から今週65人(3.25/定点)対先週比1.86倍とさらに増加しました。ヘルパンギーナはいわゆる夏かぜの一種で、発熱と口腔粘膜にあらわれる水疱性の発疹を特徴とし、乳幼児を中心に夏季に流行し、稀ですが髄膜炎、心筋炎など起こすことがあります。ヘルパンギーナの感染予防のために、手洗いや手指消毒を励行し、おむつ交換後の手洗いなど適切な取り扱いの対策をお願いします。参考:厚生労働省「ヘルパンギーナ」