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週報2023年第37週 公開日:2023年09月21日

定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週539人(11.23/定点)から今週496人(10.33/定点) 対先週比0.92倍と減少し、インフルエンザは先週193人(4.02/定点)から今週306人(6.38/定点) 対先週比1.59倍と増加しました。学校園からもインフルエンザによる学年閉鎖7件・学級閉鎖38件(対先週比2.8倍)と報告が増え続けています。体調不良の場合は外出を控え、マスクの適切な着用、手洗い、三密の回避や換気などの基本的感染対策の徹底を心がけましょう。一方、咽頭結膜熱の患者報告数が今週56人(2.10/定点)と過去10年間で最多となりました。定点外の眼科医療機関からは7月以降幅広い年齢層でアデノウイルス陽性の症例がこれまでになく多発しているとの情報提供がありました。タオルの共用を避けるなど接触による感染に注意し、症状がなくなってからも手洗いを励行しましょう

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月報2023年08月 公開日:2023年09月21日

2023年8月の性感染症(STD)定点からの報告数は、性器クラミジア感染症64件、性器ヘルペスウイルス感染症16件、尖圭コンジローマ11件、淋菌感染症26件です。性器クラミジア感染症の患者が最も多く、過去6か月と比較して増加傾向です。

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週報2023年第36週 公開日:2023年09月14日

定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週442人(9.21/定点)から今週539人(11.23/定点) 対先週比1.22倍と増加に転じ、インフルエンザも先週108人(2.25/定点)から今週193人(4.02/定点) 対先週比1.79倍と増加しました。学校園からのインフルエンザによる学年・学級閉鎖の報告も続いています。体調不良の場合は外出を控え、マスクの適切な着用、手洗い、三密の回避や換気などの基本的感染対策の徹底と十分な休養とバランスの取れた栄養摂取といった基本的な対策をお願いします。一方で今週、日本紅斑熱の届出が2例あり今年の累計6例となりました。うち5例は市内でのダニからの感染が推定されます。草むら等に入る際は長袖衣服の袖を手袋の中に入れ長ズボン裾を靴下や長靴の中に入れ首にタオルを巻き帽子をかぶるなど肌の露出が少なくなるように対策し虫よけ剤も使用しましょう。

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週報2023年第35週 公開日:2023年09月07日

定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週463人(9.65/定点)から今週442人(9.21/定点)と横ばい、インフルエンザは先週75人(1.56/定点)から今週108人(2.25/定点)と増加しました。今後の感染者数の推移を見ていく必要があります。体調不良の場合は外出を控え引続きマスクの適切な着用、手洗い、三密の回避や換気などの感染対策を十分に行ってください。海外でデング熱の報告が増えており、今年は熱帯、亜熱帯地域において過去5年間の平均患者数を上回る大規模な流行が報告されています。今後、海外渡航者の輸入症例等が増加する可能性があることから、厚生労働省からデング熱に関する注意喚起等についての事務連絡が発出されました。デングウイルスに感染した者のうち20~50%が最大2~14 日の潜伏期間を経て発熱・皮疹などの症状を呈するとされています。帰国者の診療時にはご留意ください。

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週報2023年第34週 公開日:2023年08月31日

定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週328人(6.83/定点)から今週463人(9.65/定点)と増加に転じインフルエンザも先週44人(0.92/定点)から今週75人(1.56/定点)と増加しました。今後の感染者数の推移を見ていく必要があります。体調不良の場合は外出を控え引続きマスクの適切な着用、手洗い、三密の回避や換気などの感染対策を十分に行ってください。一方、今週も市内の医療機関から腸管出血性大腸菌感染症が7例報告され、8月だけで累計12例になりました。12例すべての事例で焼肉等の喫食歴有、その3-7日後に発症、入院は5例ありました。腸管出血性大腸菌は感染力が強く菌が少量でも発症し毒性が強いため重症化する場合もあります。75℃で1分間以上の加熱で死滅するので肉はよく加熱し食肉類を生で食べるのはやめましょう。自分が食べる箸で生肉に触れないように注意しましょう。

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週報2023年第33週 公開日:2023年08月24日

定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週355人(7.4/定点)から今週328人(6.8/定点)、インフルエンザは先週39人(0.81/定点)から今週44人(0.92/定点)となりましたが、医療機関の休診の影響もあり、今後、感染者が増加する可能性があります。引続き体調不良の場合は外出を控え、マスクの適切な着用、手洗い、三密の回避や換気などの感染対策を十分に行ってください。一方で全数把握感染症では、腸管出血性大腸菌感染症、日本紅斑熱、レジオネラ症、梅毒の報告が続いています。腸管出血性大腸菌は感染力が強く菌が少量でも感染し、毒性が強いため重症化する場合もあります。食肉類を生で食べるのはやめ、生肉用の箸は使い分けましょう。医療機関各位:外来診療にも役立てられるよう「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き第10.0版」が8/21に厚労省より発行されました。

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月報2023年07月 公開日:2023年08月24日

2023年7月の性感染症(STD)定点からの報告数は、性器クラミジア感染症49件、性器ヘルペスウイルス感染症15件、尖圭コンジローマ12件、淋菌感染症30件です。性器クラミジア感染症の患者が最も多く、過去6か月と比較して増加傾向です。

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週報2023年第32週 公開日:2023年08月17日

定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週521人(10.85/定点)から今週355人(7.4/定点)と減少、インフルエンザも先週59人(1.22/定点)から今週39人(0.81/定点)と減少しましたが、医療機関の休診もあり、まだ今後お盆の移動等による影響で再び感染者が増加する可能性があります。引続き体調不良の場合は外出を控え、マスクの適切な着用、手洗い、三密の回避や換気などの感染対策を十分に行ってください。一方で今週、後天性免疫不全症候群(AIDS)の報告が1例ありました。AIDSはヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染によって生じ、適切な治療が施されないと重篤な全身性免疫不全により日和見感染症や悪性腫瘍を引き起こす状態となります。保健所ではHIV等の無料・匿名検査を実施していますので、心配な時は検査を受けましょう。症状がある方は内科・泌尿器科・婦人科等を受診しましょう。

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週報2023年第31週 公開日:2023年08月10日

定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週538人(11.21/定点)から今週521人(10.85/定点)と高止まり横ばい、インフルエンザは先週43人(0.9/定点)から今週59人(1.22/定点)と横ばいの状況です。引続き、マスクの適切な着用、手洗い、三密の回避や換気などの感染対策を十分に行ってください。夏休みやお盆の帰省等で高齢者や大人数で会う場合は感染予防を心がけ、体調不良の場合は外出を控えしましょう。体調不良時にそなえて、抗原定性検査キットや常備薬、食料、飲料等を準備しておきましょう。海外渡航の前には現地の感染症予防情報を確認しましょう。(参考:検疫所 海外感染症情報:https://www.forth.go.jp/index.html)

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週報2023年第30週 公開日:2023年08月03日

定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週479人(9.98/定点)から今週538人(11.21/定点)とさらに増加しています。マスクの適切な着用、手洗い、三密の回避や換気などの感染対策を十分に行ってください。インフルエンザは先週83人(1.73/定点)から今週43人(0.9/定点)と流行期の目安となる1を下回りました。今週も梅毒の報告が6例あり、今年に入り105例(昨年同時期の1.6倍)となりました。梅毒は主に感染者との性的接触により感染し気づかないまま病気が進行します。保健所の梅毒等の無料・匿名検査は受付開始後にすぐ満員となる場合があります。すでに症状がある方は皮膚科・感染症内科・泌尿器科・産婦人科等を受診しましょう。また、アメーバ赤痢の報告が1件ありました。東南アジア等流行地では生水、氷、生野菜などから感染する可能性があるため、十分加熱された飲食物を摂取しましょう。

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週報2023年第29週 公開日:2023年07月27日

定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週437人(9.10/定点)から今週479人(9.98/定点)とさらに増加し、インフルエンザは先週100人(2.08/定点)から今週83人(1.73/定点)と横ばいの状況です。マスクの適切な着用、手洗い、三密の回避や換気などの感染対策を十分に行ってください。一方で、今週も市内の医療機関から梅毒の報告が5例あり、梅毒は今年に入り98例(昨年同時期の1.6倍)となりました。梅毒は主に感染者との性的接触により感染し気づかないまま病気が進行し、他の人に感染させていきます。保健所ではHIV、梅毒等の無料・匿名検査を実施していますので、心配な時は検査を受けましょう。すでに症状がある方は皮膚科・感染症内科・泌尿器科・産婦人科等を受診しましょう。参考:神戸市ホームページ「エイズ・性感染症 無料・匿名検査」

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週報2023年第28週 公開日:2023年07月20日

定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週317人(6.6/定点)から今週437人(9.1/定点)とさらに増加し、インフルエンザも先週70人(1.46/定点)から今週100人(2.08/定点)と横ばい微増の状況で、学級閉鎖の報告も続いています。マスクの適切な着用、手洗い、三密の回避や換気などの感染対策を十分に行ってください。一方で、今週も市内の医療機関から腸管出血性大腸菌感染症4例の届出があり生レバーや焼肉の喫食歴がありました。腸管出血性大腸菌は感染力が強く菌が少量でも感染します。毒性が強いため乳幼児・高齢者は特に注意が必要です。食肉類を生で食べるのはやめましょう。医療機関におかれましては検査結果判明までの間の二次感染防止について患者指導をお願いします。また、侵襲性髄膜炎菌感染症1例については二次感染のリスクがある方の健康観察期間は7/31までになります。

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月報2023年06月 公開日:2023年07月20日

2023年6月の性感染症(STD)定点からの報告数は、性器クラミジア感染症66件、性器ヘルペスウイルス感染症15件、尖圭コンジローマ8件、淋菌感染症13件です。性器クラミジア感染症の患者が最も多く、過去6か月と比較して増加傾向です。

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週報2023年第27週 公開日:2023年07月13日

定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週213人(4.44/定点)から今週317人(6.6/定点)と大きく増加しています。マスクの適切な着用、手洗い、三密の回避や換気などの感染対策を十分に行ってください。インフルエンザは先週61人(1.27/定点)から今週70人(1.46/定点)と横ばいの状況で、学級閉鎖の報告も続いています。一方で、市内の医療機関から腸管出血性大腸菌感染症2例の届出があり、それぞれ焼肉や海外でのユッケの喫食歴がありました。腸管出血性大腸菌は毒性が強いため乳幼児・高齢者は特に注意が必要です。海外旅行の際も含めて食肉類を生で食べるのはやめましょう。腸管出血性大腸菌は75℃で1分間以上の加熱で死滅しますので、肉はよく加熱しましょう。また、肉を焼くときは生肉専用のトングを準備し、自分が食べる用の箸で生肉に触れないように注意しましょう。

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週報2023年第26週 公開日:2023年07月06日

定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週184人(3.83/定点)から今週213人(4.44/定点)と増加が続いています。インフルエンザは先週102人(2.13/定点)から今週61人(1.27/定点)と減少しましたが学校園からは断続的に学級閉鎖の報告があります。一方で今週、梅毒の報告が5例あり今年に入り85例(昨年同期の1.8倍)となりました。全国の報告数は6月25日までで昨年同期の1.3倍に増加しています。梅毒は主に感染者との性的接触により感染し気づかないまま病気が進行し他の人に感染させていきます。感染後の経過期間により様々な症状が出現しますが、症状が軽快する時期があり、痛みなどがなくなっても治癒したわけではなく、医療機関での治療が必要です。また終生免疫は得られず再感染する可能性があります。参考:神戸市ホームページ「梅毒が増えています」

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週報2023年第25週 公開日:2023年06月29日

定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は今週184人(3.83/定点)、インフルエンザの報告数は今週102人(2.13/定点)とそれぞれ増加しています。一方で今週、日本紅斑熱の届出がありました。日本紅斑熱は、病原体を保有するダニに咬まれて発症し、重症化する場合もあります。世界初でダニ媒介感染症のオズウイルス感染症死亡例も他県で報告されています。ダニは野山だけではなく草むら等にも生息しています。ダニの生息地に入る際は長袖の衣服の袖を手袋の中に入れる、長ズボンの裾を靴下や長靴の中に入れて首にタオルを巻き、帽子をかぶるなど肌の露出が少なくなるように対策し、虫よけ剤も使用しましょう。
梅毒は引き続き増加しています。梅毒の目の症状についても報告されていますので、診察時には目の症状についてもご留意ください。

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週報2023年第24週 公開日:2023年06月22日

定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週138人(定点あたり2.88)から今週166人(定点あたり3.46)と増加しており入院患者数の報告も増加傾向です。今一度、感染対策をお願いします。
インフルエンザの報告数は今週86人(定点あたり1.79)と流行期の目安となる1を超える状況及び学校閉鎖の報告が続いています。またヘルパンギーナは今週142人(定点あたり4.58)とさらに増加し、過去10年内の流行では2014年29週(定点当たり7.87)、2016年26週(定点当たり5.97)に次ぐ報告数となっています。RSウイルス感染症も今週132人(定点あたり4.26)と増加し、過去10年内の流行では2021年28週(定点当たり11.35)、2019年37週(定点当たり4.29)に次ぐ報告数です。感染予防のために、手洗いや手指消毒、おむつの適切な取り扱いなどの対策をお願いします。

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月報2023年05月 公開日:2023年06月22日

2023年5月の性感染症(STD)定点からの報告数は、性器クラミジア感染症50件、性器ヘルペスウイルス感染症10件、尖圭コンジローマ8件、淋菌感染症16件です。性器クラミジア感染症の患者が最も多く、過去6か月と比較して増加傾向です。

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週報2023年第23週 公開日:2023年06月15日

定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週110人(定点あたり2.29)から今週138人(定点あたり2.88)と増加しており入院患者数の報告も増加傾向です。インフルエンザは先週81人(定点あたり1.69)から今週58人(定点あたり1.21)と流行期の目安となる1を超える状況が続いており6/12には灘区の中学高校から学校閉鎖の報告がありました。またヘルパンギーナは先週91人(定点あたり2.94)から今週98人(定点あたり3.16)とさらに増加しました。RSウイルス感染症も先週88人(定点あたり2.84)から今週93人(定点あたり3.00)と増加が続いています。過去5年比較等の推移グラフを「神戸市感染症統合情報システム(URL: https://kobecity-kmss.jp/nesid/weekly/?tab=4)」に掲載していますのでご参照ください。

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週報2023年第22週 公開日:2023年06月08日

定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週82人(定点あたり1.71)から今週110人(定点あたり2.29)と増加していますが、入院患者数の報告は横ばいの状況です。一方、インフルエンザは先週60人(定点あたり1.25)から今週81人(定点あたり1.69)と流行期の目安となる1を超える状況が続いており、学級閉鎖の報告も続いています。また、ヘルパンギーナが1~4歳の幼児を中心に今週91人(定点あたり2.94)の患者報告数となり、現時点で過去5年内の患者数最大値(2019年6月、定点あたり2.45)を超えています。ヘルパンギーナはいわゆる夏かぜの一種で、発熱と口腔粘膜にあらわれる水疱性の発疹を特徴とし、乳幼児を中心に夏季に流行します。ヘルパンギーナの感染予防のために、手洗いや手指消毒、おむつの適切な取り扱いなどの対策をお願いします。

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週報2023年第21週 公開日:2023年06月01日

定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週64人(定点あたり1.33)から今週82人(定点あたり1.71)と増加していますが、重症例の報告はありません。一方、インフルエンザは先週64人(定点あたり1.33)から今週60人(定点あたり1.25)と流行期の目安となる1を超える状況が続いており、学校園からも学年閉鎖1校1学年・学級閉鎖4校5学級の報告がありました。「神戸市感染症統合情報システム(URL: https://kobecity-kmss.jp/)」にインフルエンザの神戸市内発生状況マップや学級閉鎖状況を掲載していますのでご参照ください。感染を防止するために、インフルエンザも新型コロナウイルス感染症も、マスクの適切な着用、手洗い、三密の回避や換気などの基本的感染対策の徹底と十分な休養とバランスの取れた栄養摂取といった基本的な対策をお願いします。

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週報2023年第20週 公開日:2023年05月25日

新型コロナウイルス感染症について、今週は定点医療機関から64人(定点あたり1.33)の患者報告がありました。一方、インフルエンザは定点あたりの患者報告数が先週0.88から今週1.33に増加しています。
先週の麻しん患者 (診断日5/15)について、5/24現在まで接触者からの発症はありません。本事例以外の麻しん患者は発生していませんが、疑い例が神戸市内で5例発生しており、検査の結果全例が麻しん陰性でした。麻しんは感染力が強く空気感染するため手洗いやマスクでは十分に予防ができません。予防接種を受けたことがなく、麻しんにかかったことがない人はワクチン接種を検討しましょう。麻しんを疑う症状が出現した際には医療機関に事前連絡の上、公共交通機関の利用をなるべく避けて受診しましょう 。医療機関におかれましては臨床症状等から麻しんを疑う場合は、直ちに保健所にご連絡いただきますようお願いいたします。

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週報2023年第19週 公開日:2023年05月18日

5月8日から新型コロナウイルス感染症が5類感染症(定点報告)に移行し、今週(第19週)は市内48か所の定点医療機関から65人の患者報告がありました。一方、5/15に麻しん患者発生の報告(発症日は5/6)がありました。5/11 まで市内での行動歴があり 3 週間後の6/1までは新たな患者発生の可能性があります。麻しんに感染すると約10~12日の潜伏期間の後、発熱、発疹等の症状が現れます。感染力が強く空気感染するため手洗いやマスクでは十分に予防ができません。予防接種を受けたことがなく、麻しんにかかったことがない人はワクチン接種を検討しましょう。麻しん患者と接触した可能性があり、麻しんを疑う症状が出現した際には医療機関に事前連絡の上、公共交通機関の利用を避けて受診しましょう 。また医療機関におかれましては臨床症状等から麻しんを疑う場合は、直ちに保健所までご連絡願います。

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月報2023年04月 公開日:2023年05月18日

2023年5月の性感染症(STD)定点からの報告数は、性器クラミジア感染症45件、性器ヘルペスウイルス感染症10件、尖圭コンジローマ9件、淋菌感染症18件です。性器クラミジア感染症の患者が最も多く、過去6か月と比較して増加傾向です。

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週報2023年第18週 公開日:2023年05月11日

市内医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者の届出は前週895件から今週597件(うち発生届240件)対先週比0.66と減少しました。一方で5月8日から新型コロナウイルス感染症が5類感染症(定点報告)に移行しました。移行に伴い、神戸市保健所への新型コロナウイルス発生届の提出や日次報告(行政検査報告)は不要となります。これまでご報告いただきました医療機関の皆さま、ご協力をありがとうございました。神戸市内COVID-19(新型コロナウイルス)定点医療機関の皆さまには今後も引き続いてのご協力をお願いいたします。5類移行後の様々な変更点については下記をご参照ください。
参考:神戸市ホームページ(5類移行に伴う変更等まとめ) https://www.city.kobe.lg.jp/a00685/coronamay8.html

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週報2023年第17週 公開日:2023年05月11日

市内医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者の届出は前週693件から今週895件(うち発生届222件)対先週比1.29と増加が続いています。対してインフルエンザは定点あたりの患者報告数が先週1.13から今週は0.77と減少し流行期の目安1を割りましたが学級閉鎖の報告は断続的に続いています。またA型インフルエンザによる急性脳炎(10代)の報告もありました。他に神戸市内の医療機関よりレジオネラ症、後天性免疫不全症候群、梅毒、播種性クリプトコックス症の届出がありました。クリプトコックス症はクリプトコックス属真菌による感染症でヒト-ヒト感染はありません。一方、梅毒は主に感染者との性的接触により感染し自分でも気づかないまま病気が進行し他の人に感染させていきます。心配な時は検査を受けましょう。保健所では無料・匿名検査を実施しています。すでに症状がある方は皮膚科・泌尿器科・産婦人科等を受診しましょう。

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週報2023年第16週 公開日:2023年04月27日

市内医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者の届出は前週569件から今週693件(うち発生届205件)対先週比1.22と増加に転じました。対してインフルエンザは、定点あたりの患者報告数が先週1.75から今週は1.13と減少しています。一方、神戸市内の医療機関より腸管出血性大腸菌感染症(O157)の届出がありました。無症状、インドからの一時帰国中の健診による探知です。これからゴールデンウイークを迎え、人の移動や人が集まる機会が増えます。海外渡航の際は、現地の感染症予防情報をご確認ください。(参考:検疫所 海外感染症情報:https://www.forth.go.jp/index.html) 暖かい季節は、ダニによる感染症対策も大切です。山に行かれる際は、虫よけスプレーや長袖長ズボンを着用して肌の露出を少なくするなど、ダニ対策をしましょう。また、体調不良時には外出を控えて静養してください。

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週報2023年第15週 公開日:2023年04月20日

市内医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者の届出は前週677件から今週569件(うち発生届158件)対先週比0.84と減少に転じました。対してインフルエンザは、定点あたりの患者報告数が先週1.6から今週は1.75と横ばいで推移しています。一方、神戸市内の医療機関より1例目となる重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の届出がありました。SFTSは主に原因ウイルスを保有するマダニに咬まれることで感染し、発熱や消化器症状などを呈します。国内では毎年60~100例ほどの発生があり、マダニの活動期となる5~11月は報告数が増加します。長袖長ズボンを着用し肌の露出を少なくすることが感染対策の基本となりますが、用を足す時など一時的に肌が露出する際にも注意が必要です。暖かくなり登山など野外での活動機会が増える時期となりますが、活動後はすぐに入浴し、マダニに咬まれた痕跡がないか確認しましょう。

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月報2023年03月 公開日:2023年04月20日

2023年3月の性感染症(STD)定点からの報告数は、性器クラミジア感染症51件、性器ヘルペスウイルス感染症10件、尖圭コンジローマ11件、淋菌感染症15件です。性器クラミジア感染症の患者が最も多く、過去6か月と比較して増加傾向です。

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週報2023年第14週 公開日:2023年04月13日

市内医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者の届出は前週517件から今週677件(うち発生届206件)対先週比1.31と増加傾向が認められます。対してインフルエンザは、定点あたり患者報告数が先週2.5から今週は1.6と減少傾向が続いています。一方、兵庫県内において初めてサル痘(mpox)患者の発生がありました。感染経路等は現在調査中ですが、海外渡航歴はないとのことです。全国的にもサル痘患者の報告数は、2023年に入ってから増加傾向が続いています(4月11日時点で全国106例)。サル痘は、主に感染した人の皮膚病変・体液・血液に触れた場合等(性的接触含む)により感染し、発熱や発疹などの症状が現れます。サル痘を疑う症状が見られた場合は、最寄りの医療機関へ相談してください。
参考:サル痘リーフレットhttps://www.mhlw.go.jp/content/000957516.pdf

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週報2023年第13週 公開日:2023年04月06日

市内医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者の届出は、前週454件から今週517件(うち発生届182件)対先週比1.13と増加に転じました。またインフルエンザは、定点あたりの患者報告数が先週3.9から今週2.5と減少傾向が続いていますが、流行期の目安となる1を超える状況が続いています。現時点では、どちらの感染症も顕著な感染拡大は認められませんが、新年度を迎えるにあたり、人の移動や会食の機会が増えると、これらの感染症にかかる可能性も高くなります。新型コロナウイルス感染症においても、インフルエンザにおいても、こまめな換気、手指消毒や外出後の手洗い、十分な休養とバランスの取れた栄養摂取といった基本的な対策が、予防につながります。入学、進学、就職、転勤など新しい環境に身を置く方もおられると思いますが、体調管理に留意し、引き続き対策をお願いいたします。

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週報2023年第12週 公開日:2023年03月30日

市内医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者の届出は前週507件から今週454件(うち発生届158件)と減少傾向が続いています。インフルエンザも定点あたり患者報告数が先週6.13から今週は3.9と減少傾向が続いていますが、学級閉鎖の報告はまだ続いており、基幹定点からは入院患者の報告も2例(10歳未満)ありました。引続き感染対策をお願いします。一方で、サル痘(mpox)について国内では2022年7月以降、散発的に発生が報告されていましたが、2023年に入り患者の報告数が増加しています(3月28日時点で全国80例、東京都51例、大阪府6例報告)。海外との接点のない症例の発生も増加傾向です。サル痘は、主に感染した人の皮膚病変・体液・血液に触れた場合等(性的接触含む)により感染します。疑い例及び接触者に該当する症例を認めた場合は、神戸市保健所へご相談いただきますようお願いいたします。

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週報2023年第11週 公開日:2023年03月23日

市内医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者の届出は前週586件から今週507件(うち発生届134件)対先週比0.87倍と減少傾向が続いています。インフルエンザは定点あたり患者報告数が先週11.17から今週は6.13対先週比0.55倍と注意報レベル未満まで減少しましたが、学校園から学級閉鎖の報告はまだ続いており、基幹定点からは入院患者の報告も3例(10歳未満)ありました。引続き感染対策の徹底をお願いします。一方で今週の感染性胃腸炎の報告は定点あたり患者報告数6.71と過去5年平均に比べ高い値が続いておりノロウイルスやアデノウイルス等が検出されています。感染性胃腸炎の感染拡大防止には汚染された箇所を広く消毒することが重要です。汚染物の処理時は使い捨てのエプロン、マスク、手袋を着用し汚物中のウイルスが飛び散らないようにペーパータオル等で静かに拭き取った後、次亜塩素酸ナトリウムで消毒しましょう

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月報2023年02月 公開日:2023年03月16日

2023年2月の性感染症(STD)定点からの報告数は、性器クラミジア感染症47件、性器ヘルペスウイルス感染症16件、尖圭コンジローマ9件、淋菌感染症16件です。性器クラミジア感染症の患者が最も多く、過去6か月と比較して増加傾向、先月との比較では横ばいです。

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週報2023年第10週 公開日:2023年03月16日

市内医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者の届出は前週767件から今週586件(うち発生届150件)対先週比0.76倍と減少傾向が続いています。インフルエンザは定点あたり患者報告数が先週11.77から今週は11.17と横ばいで、各区の学校園から学級閉鎖の報告が続いています。引続き感染対策の徹底をお願いします。
一方で、感染性胃腸炎の報告は今年第2週以降、定点あたり患者報告数が5以上と高い値が続いており、複数の医療機関で集団感染が報告されています。感染性胃腸炎の感染拡大防止には、汚染された箇所を十分に消毒することが重要です。感染性胃腸炎の原因の1つであるノロウイルスにはアルコールが効きません。汚染物の処理時は使い捨てのエプロン、マスク、手袋を着用し汚物中のウイルスが飛び散らないように、ペーパータオル等で静かに拭き取った後、次亜塩素酸ナトリウムで消毒し、集団感染を予防しましょう。

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週報2023年第09週 公開日:2023年03月09日

市内医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者の届出は前週1,130件から今週767件(うち発生届180件)対先週比0.68倍と減少傾向が続いています。インフルエンザも定点あたり患者報告数が先週15.71から今週は11.77対先週比0.75倍と減少傾向ですが、各区の学校園から学級閉鎖の報告が続いています。引続き感染対策の徹底をお願いします。3月13日以降マスクの着用は個人の判断に委ねることになりますが重症化リスクの高い方への感染を防ぐため医療機関受診時や訪問時等にはマスクの着用が推奨されます。詳細は厚労省ホームページ「マスクの着用について」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kansentaisaku_00001.html 一方で今週も梅毒の報告が3例あり、今年に入り30例(昨年同時期の約1.8倍)となりました。参考:神戸市HP

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週報2023年第08週 公開日:2023年03月02日

市内医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者の届出は前週1,779件から今週1,130件(うち発生届248件)対先週比0.64倍と減少傾向が続いています。インフルエンザは定点あたり患者報告数が先週17.67から今週は15.71と減少しました。一方で今週、後天性免疫不全症候群(AIDS)の報告が5カ月ぶりに1例、梅毒の報告が5例あり、梅毒は今年に入り27例(昨年同時期の1.8倍)となりました。
梅毒は主に感染者との性的接触により感染し、気づかないまま病気が進行し、他の人に感染させていきます。保健所ではHIV、梅毒等の無料・匿名検査を実施していますので、心配な時は検査を受けましょう。すでに症状がある方は皮膚科・感染症内科・泌尿器科・産婦人科等を受診しましょう。

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月報2023年01月 公開日:2023年03月02日

2023年1月の性感染症(STD)定点からの報告数は、性器クラミジア感染症46件、性器ヘルペスウイルス感染症14件、尖圭コンジローマ13件、淋菌感染症12件です。性器クラミジア感染症の患者が最も多く、全体の傾向としては、過去6か月と比較して増加傾向です。

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週報2023年第07週 公開日:2023年02月23日

市内医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者の届出は前週2,798件から今週1,779件(うち発生届338件)対先週比0.64倍と減少傾向が続いています。インフルエンザは定点あたり患者報告数が先週18.04から今週は17.67とやや減少しました。一方で今週も梅毒の報告が6例あり、今年に入り22例(昨年同時期の1.8倍)となりました。約3分の1は性風俗産業利用歴も従事歴も無の方です。梅毒は主に感染者との性的接触により感染し、自分でも気づかないまま病気が進行し、気づかないまま他の人に感染させていきます。心配な時は検査を受けましょう。保健所では無料・匿名検査を実施しています。すでに症状がある方は皮膚科・感染症内科・泌尿器科・産婦人科等を受診しましょう。参考:神戸市ホームページ「エイズ・性感染症 無料・匿名検査」

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週報2023年第06週 公開日:2023年02月16日

市内医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者の届出は前週3,713件から今週2,798件(うち発生届481件)対先週比0.75倍と減少傾向が続いています。インフルエンザは定点あたり患者報告数が先週18.13から今週は18.04と横ばいです。一方で今週、梅毒の報告が3例(今年に入り16例)あり昨年同時期の1.45倍で全国的にも増加しています。梅毒は主に感染者との性的接触により感染し3~6週間程度の潜伏期を経て経時的に様々な症状が逐次出現します。妊婦における梅毒感染は胎児への感染、流産や死産、出生児の先天梅毒のリスクとなります。痛みなどがなくなっても治癒したわけではなく医療機関での治療が必要です。また、梅毒は全数把握疾患です。医療機関において梅毒の届出基準を満たす患者を診察した場合、7日以内にオンライン又はFax(078-322-6763)にて発生届を神戸市保健所までご提出ください。

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週報2023年第05週 公開日:2023年02月08日

市内医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者の届出は前週4,836件から今週3,713件(うち発生届683件)対先週比0.77倍と減少傾向です。インフルエンザは定点あたり患者報告数が先週15.44から今週は18.13 対先週比1.17倍と増加が続いています。インフルエンザによる学級閉鎖も全区で報告があります。2月2日に王子動物園内の死亡野鳥(カラス1羽)から鳥インフルエンザの簡易検査陽性が判明し、現在国の機関で確定検査中です。同日、半径10㎞圏内が環境省により「野鳥監視重点区域」に指定され、本市においても「神戸市高病原性鳥インフルエンザ等対策連絡会議」を設置し警戒中です。通常はヒトに感染しませんが、感染した鳥や糞便と濃厚接触をした場合などに極めて稀に感染することがあります。野鳥の死骸を発見した場合は直接触れず、神戸市総合コールセンター(0570-083-330)に電話してください。

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週報2023年第04週 公開日:2023年02月02日

市内医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者の届出は前週7,872件から今週4,836件(うち発生届1,009件)対先週比0.61倍と減少傾向です。インフルエンザは定点あたり患者報告数が先週11.73から今週は15.44と増加が続いています。インフルエンザによる学級閉鎖も全区で報告があります。一方で今週、梅毒の報告が3例(今年に入り10例)あり昨年1月の2.5倍で全国的にも増加しております。梅毒は主に感染者との粘膜や皮膚の接触を伴う性的接触により感染し3~6週間程度の潜伏期を経て経時的に様々な症状が逐次出現します。妊婦における梅毒感染は胎児にも感染し、流産や死産、出生児の先天梅毒のリスクとなります。痛みなどがなくなっても治癒したわけではなく医療機関での治療が必要です。保健所では無料・匿名検査を実施しており、症状がある場合の受診先は皮膚科・泌尿器科・産婦人科等です。

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週報2023年第03週 公開日:2023年01月26日

市内医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者の届出は前週12,082件から今週7,872件(うち発生届1,611件)と減少,インフルエンザは定点あたり患者報告数が先週7.81から今週11.73(対先週比1.50倍)と増加し流行注意報水準(定点あたり10)を超えました。インフルエンザによる学級閉鎖も全区で報告があり校種も様々(幼小中高)で学年閉鎖もあります。神戸市感染症統合情報システムhttps://kobecity-kmss.jp/にインフルエンザの神戸市内発生状況マップや学級閉鎖状況を掲載しています。定点あたり報告数の多い都道府県は沖縄県38.77福岡県20.59、3番目に大阪府20.46、兵庫県は10番目で12.13となっており九州、関西圏を中心に流行が広がっています。引続き、人混みや繁華街への外出を控える、室内ではこまめに換気する、会話時のマスク着用など感染対策の徹底をお願いします

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月報2022年12月 公開日:2023年01月26日

2022年12月の性感染症(STD)定点からの報告数は、性器クラミジア感染症26件、性器ヘルペスウイルス感染症6件、尖圭コンジローマ3件、淋菌感染症8件です。性器クラミジア感染症の患者が最も多く、全体の傾向としては、過去6か月と比較して横ばいに推移しています。

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週報2023年第02週 公開日:2023年01月19日

市内医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者の届出は前週12,226件から今週12,082件(うち発生届2,466件)対先週比0.99倍と横ばい状態です。一方、インフルエンザは、定点あたり患者報告数が先週3.44から今週は7.81(対先週比2.27倍)と増加し、インフルエンザ流行注意報水準(定点あたり10)に近づいています。神戸市感染症統合情報システムhttps://kobecity-kmss.jp/にインフルエンザの神戸市内発生状況マップや学級閉鎖状況を掲載していますのでご参照ください。定点あたり報告数の多い都道府県では、沖縄県33.23、福岡県16.96、7番目に大阪府12.22、9番目に京都府9.6となっており、九州地方、関西圏を中心に流行が広がっています。人混みや繁華街への外出を控える、室内ではこまめに換気する、会話時のマスク着用などこれまで以上に感染対策の徹底をお願いします。

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週報2023年第01週 公開日:2023年01月12日

市内医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者の届出は前週11,721件から今週12,226件(うち発生届2,916件)対先週比1.04倍と増加傾向であり、今後の感染状況は引き続き注視していく必要があります。インフルエンザは、定点からの患者報告数が先週の47件(定点あたり0.98)から今週は165件(3.44)と、年始であったにも関わらず、流行の目安(1.0)を越え、流行期に入りました。学校園等の冬休みが明け、1月10日には、速報集計で、市内の57小学校から125人・29中学校から53人のインフルエンザが報告されています。小中学校とも報告のあった学校は、全区にまたがっています。今後、さらに流行が拡大し、新型コロナウイルスとの同時流行が懸念されますので、引き続き基本的な感染症対策の徹底や積極的なワクチン接種をお願いします。

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週報2022年第52週 公開日:2023年01月12日

市内医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者の届出は前週12,202件から今週11,721件(うち発生届2,387件)対先週比0.96倍と横ばいの状況です。インフルエンザは定点からの患者報告数が先週の43件(定点あたり0.90)から今週は47件(0.98)と増加し、流行期の目安(1.0)に迫っております。年末年始となり、飲食を伴う集まりは感染リスクが高まります。新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行が懸念される状況ですので、感染防止のために、ワクチン接種、会話時のマスク着用、手指消毒や外出後の手洗い、適度な湿度の保持、十分な休養とバランスの取れた栄養摂取、三密の回避、こまめな換気、体調悪化時の外出を控えることなどを徹底しましょう。また、体調不良時に備えて新型コロナ抗原定性検査キット(研究用ではなく国が承認したキット)や解熱鎮痛薬などを早めに購入しておきましょう。

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週報2022年第51週 公開日:2022年12月28日

市内医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者の届出は前週10,748件から今週12,202件(うち発生届2,459件)対先週比1.1倍と増加が続いています。さらにインフルエンザも、定点からの患者報告数が先週の16件(定点あたり0.33)から今週は43件(0.90)と増加し流行期の目安(1.0)に近づきました。学校園は冬休みに入りましたが、年末年始となり、飲食を伴う集まりは感染リスクが高まります。会話時のマスク着用、手指消毒や外出後の手洗い、適度な湿度の保持、十分な休養とバランスの取れた栄養摂取、三密の回避、こまめな換気を徹底し、体調悪化時には外出を控えましょう。冬場は救急医療も含め、医療体制に負荷がかかります。特に年末年始は診療体制が通常とは異なります。体調不良時に備えて新型コロナ抗原定性検査キット(研究用ではなく国が承認したキット)や解熱鎮痛薬などを早めに購入しておきましょう。

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月報2022年11月 公開日:2022年12月22日

2022年10月の性感染症(STD)定点からの報告数は、性器クラミジア感染症26件、性器ヘルペスウイルス感染症7件、尖圭コンジローマ8件、淋菌感染症7件です。性器クラミジア感染症の患者が最も多く、全体の傾向としては、過去6か月と比較して横ばいに推移しています。

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週報2022年第50週 公開日:2022年12月22日

市内医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者の届出は前週7,805件から今週10,748件(うち発生届2,221件)対先週比1.4倍とさらに増加しています。インフルエンザも定点からの患者報告数が、先週の4件(定点あたり0.08)から今週は16件(0.33)と増加しており、12月19日には東灘区の高校からインフルエンザによる学年閉鎖の報告がありました。年末シーズンを迎え、これから人が集まる機会が増えることが予想されます。飲食を伴う集まりは感染リスクが高まりますので、会話時にはマスクを着用してください。また、体調悪化時には外出を控えてください。手指消毒や外出後の手洗い、適度な湿度の保持、十分な休養とバランスの取れた栄養摂取、三密の回避、こまめな換気などの基本的感染対策もお願いします。

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週報2022年第49週 公開日:2022年12月15日

市内医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者の届出は前週5,820件から今週7,805件(うち発生届1,642件)、対先週比1.3倍と、さらに増加しています。一方でインフルエンザは、定点からの患者報告数が、先週の3件(定点当たり0.06)から今週は4件(0.08)と横ばいの状況でしたが、12月12日には須磨区の小学校から今季2例目のインフルエンザによる学級閉鎖の報告がありました。今後の発生動向に注意が必要です。この先、本格的な寒さが到来し、低温や乾燥により感染症が流行しやすい状況となりますので、流行前のワクチン接種、マスクの適切な着用、手指消毒や外出後の手洗い、適度な湿度の保持、十分な休養とバランスの取れた栄養摂取、三密の回避、こまめな換気などの基本的感染対策の徹底をお願いします。

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週報2022年第48週 公開日:2022年12月08日

市内医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者の届出は前週5,065件から今週5,820件(うち発生届1152件)と増加が継続しています。また、11月22日に経口抗ウイルス薬ゾコーバが薬事承認されましたが、重症化リスク因子のない軽症から中等症の患者に投与した場合は発生届の提出は不要となります。インフルエンザについては、先週の段階で関西の感染者数は横ばいの状態でした。神戸市では今週のインフルエンザ感染者数は減少しておりますが、今後の発生動向に注意が必要です。神戸市感染症統合情報システム(URL: https://kobecity-kmss.jp/)にインフルエンザの神戸市内発生状況マップや学級閉鎖状況を掲載していますのでご参照ください。感染防止のために、マスクの適切な着用、手洗い、三密の回避や換気などの基本的感染対策の徹底をお願いします。

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週報2022年第47週 公開日:2022年12月01日

市内医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者の届出は前週4,090件から今週5,065件(うち発生届965件)、対先週比1.2倍と増加が継続しています。また、インフルエンザについては先週の段階で定点当たり報告数の多い都道府県順に、京都府0.55(前週0.34)、大阪府0.51(0.48)、東京都0.30(0.21)、沖縄県0.30(-)、奈良県0.22(0.09)、兵庫県0.19(0.15)となっており、関西を中心に流行が広がりつつあることが懸念されます。神戸市では先週の定点当たり0.25(12件)から今週は0.27(13件)とインフルエンザ感染者数は横ばいの状況です。感染防止のために、流行前のワクチン接種、外出後の手洗い、適度な湿度の保持、十分な休養とバランスの取れた栄養摂取、人混みや繁華街への外出を控える、室内ではこまめに換気することが大切です。参考:厚生労働省ホームページ

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月報2022年10月 公開日:2022年12月01日

2022年10月の性感染症(STD)定点からの報告数は、性器クラミジア感染症38件、性器ヘルペスウイルス感染症7件、尖圭コンジローマ4件、淋菌感染症10件です。性器クラミジア感染症の患者が最も多く、全体の傾向としては、過去6か月と比較して横ばいに推移しています。

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週報2022年第46週 公開日:2022年11月24日

市内医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者の届出は前週3,527件から今週4,090件(うち発生届916件)、対先週比1.2倍と増加しています。また、インフルエンザについては先週の段階で定点当たり報告数の多い都道府県順に、大阪府0.48、京都府0.34、東京都0.21、兵庫県0.15となっており、関西を中心に流行が広がりつつあることが懸念されます。神戸市では先週の定点当たり0.29(14件)から今週は0.25(12件)とインフルエンザ感染者数は横ばいの状況です。「神戸市感染症統合情報システム(URL: https://kobecity-kmss.jp/)」にインフルエンザの神戸市内発生状況マップや学級閉鎖状況を掲載していますのでご参照ください。インフルエンザの予防接種には発症を予防する効果や発症した場合であっても重症化を防ぐ効果があります。希望される方は早期の接種をお願いします。

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週報2022年第45週 公開日:2022年11月17日

市内医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者の届出は前週2,750件から今週3,527件(うち発生届753件)、対先週比1.3倍とさらに増加しています。一方でインフルエンザの定点報告も前週9件から今週14件(定点当たり0.29)と増加しました。また11月10日には中央区の高校から今季初のインフルエンザによる学級閉鎖の報告がありました。感染を防止するために、インフルエンザも新型コロナウイルスと同様に、マスクの適切な着用、手洗い、三密の回避や換気などの基本的感染対策の徹底をお願いします。インフルエンザの予防接種には発症を予防する効果や発症した場合であっても重症化を防ぐ効果があります。今年度より新型コロナワクチンとの同時接種も可能となっています。参考:神戸市ホームページ「インフルエンザに注意しましょう」

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週報2022年第44週 公開日:2022年11月10日

市内医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者の届出は前週2,190件から今週2,750件(うち発生届533件)とさらに増加しており第8波到来が懸念されます。この冬は新型コロナウイルス感染症が今夏以上に拡大して季節性インフルエンザと同時に流行し、発熱外来がひっ迫する可能性があります。新型コロナワクチン接種可能な方は、早期の接種をお願いします。インフルエンザワクチンについても、接種を希望される方は早めの接種をお願いします。また、体調不良時に備えて新型コロナ抗原定性検査キット(研究用ではなく国が承認したキット)や解熱鎮痛薬などを早めに購入しておきましょう。
参考:神戸市ホームページ「新型コロナ・インフルエンザの同時流行に備えた抗原定性検査キット・解熱鎮痛薬の事前準備について」
URL:https://www.city.kobe.lg.jp/a00685/943039654657.html

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週報2022年第43週 公開日:2022年11月02日

市内医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者の届出は前週1,901件から今週2,190件(うち発生届421件)とさらに増加しています。一方で今週は7月以降途絶えていた日本紅斑熱の届出がありました。日本紅斑熱は病原体を保有するダニに咬まれることで感染し発熱・発疹等を伴い発症します。ダニは野山だけでなく野生動物が出没する畑や草むらにも生息しています。ダニの生息地に入る際は長袖の衣服を着用して袖を手袋の中に入れる、長ズボンの裾を靴下や長靴の中に入れる、首にタオルを巻く、帽子をかぶるなど肌の露出が少なくなるように対策し、虫よけ剤も使用しましょう。令和4年10月31日より厚労省の「感染症サーベイランスシステム」が運用開始となりました。新型コロナウイルス以外の発生届(全数及び定点報告)についてもオンラインで届出が行え、FAXでの届出が不要となります。(当面の間、従来どおりFAX等での届出も可能です。

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週報2022年第42週 公開日:2022年10月27日

市内医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者の報告数は前週1,755件から今週1,901件(うち発生届369件)と増加に転じました。一方で、今週のインフルエンザの定点報告は0件ですが、9月より今週までに北区及び垂水区の学校からインフルエンザの患者発生がそれぞれ1件ずつ報告されています。去年の6~12月の神戸市内におけるインフルエンザ患者発生数は0件でしたが、今年は6月からすでに患者が発生しています。現状では患者数は多くはありませんが、今後の感染症発生動向に注意が必要です。流行が始まれば医療機関において風邪症状の患者を診察される際は、新型コロナウイルスとインフルエンザとの鑑別をお願いいたします。また、流行に備えてインフルエンザの検査キットや治療薬等の準備をお願いいたします。

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週報2022年第41週 公開日:2022年10月20日

市内医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者の報告数は前週1,879件から今週1,755件(うち発生届334件)と減少が続いています。一方で、今冬においては、新型コロナウイルス感染症は今夏を上回る感染拡大が生じる可能性があり加えて季節性インフルエンザも流行し、より多数の発熱患者が同時に生じる可能性が懸念されています。厚生労働省は、そうした事態にも対応できるよう、「新型コロナ・インフル同時流行対策タスクフォース」を10月13日に設置し、発熱外来・診療・入院体制の強化と治療薬の供給、健康フォローアップセンターの拡充と自己検査キットの確保等の備えを進めるとともに、国民のへの情報提供と重症化リスク等に応じた受療行動の呼びかけを迅速かつ効果的に実施できるよう取り組んでいます。参考:厚生労働省ホームページ「新型コロナ・インフル同時流行対策タスクフォース」

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月報2022年09月 公開日:2022年10月20日

2022年9月の性感染症(STD)定点からの報告数は、性器クラミジア感染症33件、性器ヘルペスウイルス感染症9件、尖圭コンジローマ5件、淋菌感染症13件です。このうち「性器クラミジア感染症10~14歳女1例」は「SNSで知り合い複数名との性的接触あり」との情報提供が報告定点からありました。

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週報2022年第40週 公開日:2022年10月13日

市内医療機関からの報告は前週(感染者数)2,364件から今週(感染者数)1,879件(うち発生届369件)と減少が続いています。一方で10月11日より水際対策の大幅緩和が行われ、入国者数の上限撤廃、個人の外国人旅行客の入国解禁、全ての帰国者・入国者について原則として入国時の検査実施無しとなりました。国内から海外への行き来が増加することで様々な感染症が発生する可能性があります。今週、海外感染例のアメーバ赤痢が1件報告されていますが、海外へ渡航される場合は事前に渡航先の感染症情報をご確認いただき、アメーバ赤痢流行地域では生水、氷、生野菜、カットフルーツなどの食品を喫食しないようにしましょう。
参考:検疫所ホームページ「海外へ渡航される皆さまへ」
https://www.forth.go.jp/news/20220722_00001.html

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週報2022年第39週 公開日:2022年10月06日

9月26日より新型コロナウイルス感染症の発生届が限定化となりました。市内医療機関からの報告は前週(患者届出数)3,616件から今週(感染者数)2,364件(うち発生届445件)と減少が続いています。一方で今週、後天性免疫不全症候群(HIV感染症含む)2例、梅毒8例(前週診断分含む)の報告があり梅毒の今年の累計報告数は9月末で93例と昨年同期70例の1.3倍になっています。全国の報告数も9月4日までで昨年の同じ時期の1.7倍に増加。梅毒は主に感染者との粘膜や皮膚の接触を伴う性的接触により感染し3-6週間程度の潜伏期を経て経時的に様々な症状が逐次出現します。症状が軽快する時期があり痛みなどがなくなっても治癒したわけではなく医療機関での治療が必要です。また終生免疫は得られず再感染する可能性があります。保健所では無料・匿名検査を実施しており、症状がある場合の受診先は皮膚科・泌尿器科・産婦人科等です

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週報2022年第38週 公開日:2022年09月29日

市内医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者の届出は前週5,912件から今週3,616件と減少が続いています。一方で腸管出血性大腸菌感染症が2週続いて発生しました。うち1例は小児の発症例で自宅で焼き肉をしていました。腸管出血性大腸菌は感染力が強く菌量が少量でも感染します。毒性が強いため抵抗力の弱い乳幼児・高齢者は重症化することがあり、特に注意が必要です。腸管出血性大腸菌は75℃で1分間以上の加熱で死滅しますので、肉はよく加熱し、肉を焼くときは生肉専用の箸やトングを準備しましょう。秋の行楽シーズンですが、バーベキュー等でもお気をつけください。また、小動物の体表から感染した疑いの事例も報告されています。感染予防のため、動物とは過剰なふれあいをせずに、動物とふれあった後には、必ず、石けんを使用して十分に手洗いを実施しましょう。特に乳幼児等は保護者の方が手洗いを促すなどの注意が必要です。

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月報2022年08月 公開日:2022年09月28日