定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週20人(0.42/定点)から今週42人(0.88/定点),インフルエンザは先週49人(1.02/定点)から今週73人(1.52/定点),インフルエンザによる学級閉鎖等の報告は6件。体調を崩しやすい時期でもあり基本的感染対策による予防を心がけましょう。10月以降,関東で8例,関西でも2例の麻しん患者の報告があり 厚労省事務連絡「麻しんの国内での報告数増加に伴う注意喚起について」が発出されました。麻しんに感染すると約10-12日(ワクチン接種歴がある方は3週間)の潜伏期間の後,発熱,発疹等の症状が現れます。感染力が強く,ワクチンが有効な予防法です。医療機関におかれましては、麻しんに特徴的な発疹、発熱、咳・鼻汁・結膜充血などのカタル症状、予防接種歴、患者と接触した可能性等から麻しんを疑う場合は、直ちに保健所までご連絡願います。参考:厚生労働省ホームページ「麻しんについて」
2024年10月の性感染症(STD)定点からの報告数は、性器クラミジア感染症39件、性器ヘルペスウイルス感染症15件、尖圭コンジローマ16件、淋菌感染症19件です。性器クラミジア感染症の患者が最も多く、尖圭コンジローマは過去10年間で最多の報告数となっています。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週45人(0.94/定点)から今週20人(0.42/定点)対先週比0.44倍。インフルエンザは、先週67人(1.40/定点)から今週49人(1.02/定点)対先週比0.73倍。インフルエンザによる学級閉鎖は3件対先週比0.5倍。全国のインフルエンザの定点医療機関当たり報告数が、第44週で1.04(/定点)となり、流行開始の目安である1.00(/定点)を上回りました。インフルエンザの流行に備え、厚生労働省より、【令和6年度】今シーズンのインフルエンザ総合対策のページがアップされていますので、ご確認ください。神戸市では、第40週の時点で1.04(/定点)となっており、すでに流行期入りの目安を超えています。感染を防止するために、体調不良の場合は外出を控え、マスクの適切な着用、手洗い、こまめな換気を行うなどの感染対策を心がけましょう。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週35人(0.73/定点)から今週45人(0.94/定点)対先週比1.29倍。インフルエンザは、先週48人(1.00/定点)から今週67人(1.40/定点)対先週比1.40倍。インフルエンザによる学級閉鎖は6件対先週比2.00倍。手足口病は先週119人(3.84/定点)から今週92人(2.97/定点)対先週比0.77倍。今週、百日咳の届出が4例あり、今年の累計が33例となり、昨年の累計9例を大きく上回りました。百日咳は、長引く咳や顔を真っ赤にして激しく咳込み、最後にヒューと音を立てて息を吸う咳発作が特徴ですが、ワクチン既接種の小児や成人では典型的な症状が見られない場合も多く、気づかぬうちに周囲に感染を広げてしまうことがあります。普段から「咳エチケット」を心がけ、咳が長引く場合は、マスクを着用し、早めに医療機関を受診しましょう。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週45人(0.94/定点)から今週35人(0.73/定点)対先週比0.78倍。インフルエンザは、先週40人(0.83/定点)から今週48人(1.00/定点)対先週比1.2倍。インフルエンザによる学級閉鎖は3件対先週比1.00倍。手足口病は先週148人(4.77/定点)から今週119人(3.84/定点)対先週比0.80倍。また、基幹定点からのマイコプラズマ肺炎患者報告数が多い状況が続いています。全国の定点当たり報告数は2.01(第42週)となり、4週連続で過去最多を更新しています。例年に比べて感染の広がりが著しく、増加傾向が続いているため、引き続きこまめな手洗いや咳エチケットなど、基本的な感染対策が重要です。咳が長引くなどの症状がある場合は、マスクを着用し、医療機関を受診しましょう。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週59人(1.23/定点)から今週45人(0.94/定点)対先週比0.76倍。インフルエンザは、先週53人(1.10/定点)から今週40人(0.83/定点)対先週比0.75倍。インフルエンザによる学級閉鎖は3件対先週比0.33倍。手足口病は先週212人(6.84/定点)から今週148人(4.77/定点)対先週比0.70倍。今週、日本紅斑熱の届出があり今年の累計7例となりました。日本紅斑熱は病原体を保有するマダニに刺されて発症し重症化する場合もあります。マダニは野山だけではなく草むら等にも生息しています。生息地に入る際は、長袖・長ズボン、シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる、サンダル等は避け足を完全に覆う靴、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等、肌の露出を避け、ダニ忌避剤を使用しましょう。参考: 厚生労働省ホームページ「ダニ媒介感染症」
2024年9月の性感染症(STD)定点からの報告数は、性器クラミジア感染症70件、性器ヘルペスウイルス感染症11件、尖圭コンジローマ10件、淋菌感染症19件です。性器クラミジア感染症の患者が最も多く、クラミジアと淋菌は過去10年間で最多の状況が続いています。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週63人(1.31/定点)から今週59人(1.23/定点)対先週比0.94倍。インフルエンザは、先週50人(1.04/定点)から今週53人(1.10/定点)対先週比1.06倍。インフルエンザによる学級閉鎖も9件対先週比1.8倍と増加しています。手足口病は先週177人(5.71/定点)から今週212人(6.84/定点)対先週比1.2倍と再び増加しています。基幹定点からのマイコプラズマ肺炎患者報告数も多い状況が続いており、全国の定点当たり報告数は1.94(第40週)となり、2週連続で過去最多を更新しています。マイコプラズマ肺炎は秋冬に増加する傾向があり、今後さらに感染が広がる可能性があります。手洗いやマスク着用などの基本的な感染対策を行い、咳の症状がある場合は、咳エチケットを守ることを心がけましょう。
参考: 厚生労働省 マイコプラズマ肺炎
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週85人(1.77/定点)から今週63人(1.31/定点)対先週比0.74倍。インフルエンザは、先週26人(0.54/定点)から今週50人(1.04/定点)対先週比1.92倍と流行期入りの目安(1.00/定点)を超えました。インフルエンザによる学級閉鎖も5件対先週比2.5倍と増加しています。一方、今週、市内の医療機関から腸管出血性大腸菌感染症の報告が3例ありました(うち1例はHUSを発症)。腸管出血性大腸菌は、感染力が強く菌が少量でも発症し、毒性が強いため重症化する場合もあります。75℃で1分間以上の加熱で死滅するので、肉はよく加熱し食肉類を生で食べるのはやめましょう。ヒトからヒトへの感染を予防する基本は手洗いです。排便後、食事の前、排泄の世話をした後等は、せっけんと流水で十分に手洗いをしましょう。
参考:厚生労働省ホームページ:腸管出血性大腸菌Q&A:
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週96人(2.00/定点)から今週85人(1.77/定点)対先週比0.89倍。インフルエンザは先週3人(0.06/定点)から今週26人(0.54/定点)対先週比8.67倍と増加。また2024/2025シーズンに入り、初めてインフルエンザによる学級閉鎖の報告が2件ありました。ウイルス検出状況報告( 病原体検出状況のページ参照)においては、A型(H1pdm09亜型)もB型(ビクトリア系統)も検出されています。例年B型は、年明けから春先にかけて流行する傾向にあるため、今後の発生動向を注視する必要があります。感染を防止するために、体調不良の場合は外出を控え、マスクの適切な着用、手洗い、こまめな換気を行うなどの感染対策の徹底と、十分な休養とバランスの取れた栄養摂取といった基本的な対策を心がけましょう。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週109人(2.27/定点)から今週96人(2.00/定点)対先週比0.88倍。インフルエンザは先週10人(0.21/定点)から今週3人(0.06/定点)対先週比0.3倍。手足口病は先週204人(6.58/定点)から今週233人(7.52/定点)対先週比1.14倍と、5週連続で増加しています。さて、9月24~30日は結核・呼吸器感染症予防週間です。結核を発症しても、早期に発見し治療すれば重症化を防げるだけではなく、家族や友人等への感染拡大を防ぐことができます。咳や痰が2週間以上続いたり、微熱や体のだるさが続く場合は、マスクを着用し、早めに医療機関を受診しましょう。また、呼吸器感染症が例年流行する秋・冬前だからこそ、マスク着用を含む咳エチケット、手洗い・手指消毒、換気など基本的な感染対策を心がけましょう。参考:厚生労働省リーフレット
2024年8月の性感染症(STD)定点からの報告数は、性器クラミジア感染症52件、性器ヘルペスウイルス感染症15件、尖圭コンジローマ17件、淋菌感染症12件です。尖圭コンジローマは過去10年間で最多の報告数となっています。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週126人(2.63/定点)から今週109人(2.27/定点)対先週比0.87倍。インフルエンザは先週15人(0.31/定点)から今週10人(0.21/定点)対先週比0.67倍。手足口病は先週185人(5.97/定点)から今週204人(6.58/定点)対先週比1.1倍と、4週連続で増加しています。また今週、レプトスピラ症の報告が1例ありました。レプトスピラ症は、保菌動物の尿で汚染された土壌や水が、体の傷や粘膜に接触することによって感染し、2日~3週間の潜伏期間の後、頭痛、発熱、下痢や腹痛などが現れます。予防できるワクチンはなく、治療は抗生物質を早期に投与します。川や湖のレクリエーションでは水中でケガをしないよう注意し、皮膚に傷がある場合は水中に入るのを控えましょう。また、川の水を飲むことや、洪水の後に水中に入ることはやめましょう。
参考: 国立感染症研究所 レプトスピラ症とは, 厚生労働省検疫所FORTH レプトスピラ症(ワイル病)
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週184人(3.83/定点)から今週126人(2.63/定点)対先週比0.68倍。インフルエンザは先週11人(0.23/定点)から今週15人(0.31/定点)対先週比1.36倍。手足口病は先週140人(4.52/定点)から今週185人(5.97/定点)対先週比1.32倍と、3週連続で、再び増加しています。感染予防のために、流水と石けんで十分に手を洗い、タオルの共用はやめましょう。特に、おむつ交換時は排泄物を適切に処理し、しっかりと手洗いをしましょう。また、9/2以降2024/2025シーズンのインフルエンザ施設別発生状況調査が開始となりました。神戸市内の私立・県立学校園施設においてインフルエンザ様疾患による学級閉鎖等臨時休業措置をされた場合にはご報告をいただきますようお願いします。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週216人(4.50/定点)から今週184人(3.83/定点)対先週比0.85倍。手足口病は先週90人(2.90/定点)から今週140人(4.52/定点)対先週比1.56倍と増加しており引き続き警報レベル終息基準値(2/定点)を上回っています。今週、日本紅斑熱の報告が3例あり、今年の累計4例となり、全国的に増加傾向です。日本紅斑熱は病原体を保有するマダニに刺されることで感染し、刺されてから2~8日頃から頭痛、全身倦怠感、高熱等を伴って発症し、紅色の発疹(斑丘疹)が手足などから体に向かって広がるのが特徴です。(刺し口を見つけることが診断の助けとなります)予防としては、ダニの吸着を防ぐことが最も重要です。媒介ダニが活性化するのは4~10月であり、野山などに立ち入る場合は、長袖・長ズボンを着用し、肌の露出を避け、ダニ忌避剤を使用しましょう。参考:厚生労働省ホームページ「日本紅斑熱について」
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週122人(2.54/定点)から今週216人(4.50/定点)対先週比1.77倍。手足口病は先週76人(2.45/定点)から今週90人(2.90/定点)対先週比1.18倍と、依然、警報レベル終息基準値(2/定点)を上回っている状況が続いています。医療機関の休診の影響もまだ続いており、今後感染者が増加する可能性があります。基幹定点からのマイコプラズマ肺炎患者報告数も多い状況が続いており、全国も同様です。いずれの感染症も、感染した人のせきのしぶき(飛沫)を吸い込んだり(飛沫感染)、接触したりすること(接触感染)により感染します。夏休みが終了し、集団生活も始まる時期になりますので、引き続き、体調不良の場合は外出を控え、マスクの適切な着用、手洗い、換気などの感染対策を十分に行いましょう。参考: 厚生労働省ホームページ「マイコプラズマ肺炎」
2024年7月の性感染症(STD)定点からの報告数は、性器クラミジア感染症67件、性器ヘルペスウイルス感染症17件、尖圭コンジローマ16件、淋菌感染症18件です。いずれの疾患も前月より報告数が増加しています。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週332人(6.92/定点)から今週122人(2.54/定点)対先週比0.37倍と3週連続で減少しましたが、医療機関の休診の影響もあり、今後感染者が増加する可能性があります。体調不良の場合は外出を控え、引き続きマスクの適切な着用、手洗い、換気などの感染対策を十分に行いましょう。
8月14日、WHOより、コンゴ民主共和国及び周辺国におけるエムポックスの急激な感染拡大について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」が宣言されました。エムポックスは感染症法上の4類感染症であり、全数報告が必要な疾患です。厚生労働省からエムポックス対応に関する情報提供および協力依頼が下記の通り発出されています。
参考: エムポックスに関する情報提供及び協力依頼について, 厚生労働省 エムポックスについて
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週546人(11.38/定点)から今週330人(6.88/定点)対先週比0.60倍と2週連続で減少しましたが、医療機関の休診もあり、今後お盆の移動等による影響で再び感染者が増加する可能性があります。引続き体調不良の場合は外出を控え、マスクの適切な着用、手洗い、換気などの感染対策を十分に行ってください。今週、後天性免疫不全症候群(AIDS)の報告が2例ありました。HIV感染症は適切な治療により日和見感染症や悪性腫瘍等(AIDS)の発症を抑えることができるため早期に発見することが重要です。保健所ではHIV等の無料・匿名検査を実施していますので、心配な時は検査を受けましょう。症状がある方は内科・泌尿器科・婦人科等を受診しましょう。参考: 神戸市ホームページ「エイズ・性感染症 無料・匿名検査」
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週581人(12.10/定点)から今週546人(11.38/定点)対先週比0.94倍となりました。小児科定点から、マイコプラズマ感染症の情報提供が多く寄せられています。マイコプラズマ感染症は5歳~25歳に多く、2~3週の潜伏期間の後、急性上下気道炎や肺炎を引き起こします。患者の3~30%が肺炎を発症するとされ、咳やくしゃみなどの飛沫により集団や家族内での感染が広がることがあるため、手洗いや咳エチケットなど基本的な感染対策が重要です。また今週、神戸市内で麻しん感染者が確認され、感染可能期間に神戸市内の施設を利用していることが判明しました。麻しんに感染すると、約10-12日の潜伏期間の後、発熱、発疹等の症状が現れます。感染力が強く空気感染するため、ワクチンが有効な予防法です。発生に伴う注意喚起は、神戸市HPをご確認ください。参考:市内麻しん(はしか)患者の発生に伴う注意喚起 参考:麻しん・風しんに注意!
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週509人(10.60/定点)から今週581人(12.10/定点)対先週比1.14倍となり、昨夏の第9波ピーク時の539人(11.23/定点)を超えました。手足口病は先週380人(12.26/定点)から今週322人(10.39/定点)対先週比0.85倍と2週連続で減少しましたが、まだ警報レベルを上回っている状況が続いています。今年の夏は過去5年と比較して7月の平均気温が一番高くなっており熱中症にも注意が必要です。冷房時は換気が不十分な場合が多いので、こまめに換気(1時間に5分程度)をしましょう。体調不良の場合は外出を控え、通院時や熱や咳等の症状がある時はマスクを着用しましょう。マスク着用時には熱中症に注意し、こまめに水分を摂りましょう。外出先からの帰宅時、食事前、トイレの後等は、流水と石けんで、しっかり手を洗いましょう。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週470人(9.79/定点)から今週509人(10.60/定点)対先週比1.08倍と5週連続で増加しており、全国的にも感染が拡大しています。新型コロナウイルスの感染予防には、換気、手洗い、手指消毒などの基本的な感染対策が重要です。通院や高齢者施設を訪問するときなどは感染予防としてマスクの着用も効果的です。夏休みの帰省等で高齢の方と会う場合、大人数で集まる場合は、感染予防を心がけ体調を整えるようにしましょう。また2022年以降、梅毒の感染者数が全国的に増加しており、今週は先天梅毒の報告が1件ありました。妊娠梅毒は流産や死産のリスクがあり、先天梅毒はこどもの難聴や視力障害などの原因となります。症状がなく不安がある場合は、保健所にて 梅毒の無料・匿名検査も実施しています。すでに症状がある方は、早期に医療機関を受診しましょう。
全数報告疾病の情報を見る病原体発生状況の情報を見る
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週282人(5.88/定点)から今週470人(9.79/定点)対先週比1.67倍と4週連続で増加しており、直近の2週間は増加のスピードが増しています。インフルエンザは先週19人(0.40/定点)から今週17人(0.35/定点)対先週比0.89倍。手足口病は先週546人(17.61/定点)から今週668人(21.55/定点)対先週比1.22倍と更に増加し、過去10年間で最多の報告数を更新しました。全国的にも同様の状況です。日頃から、十分な休養とバランスの取れた食事をとり、体調不良の場合は外出を控えましょう。引続き、暑さを避け、水分を摂るなどの熱中症予防も行いながら、マスクの適切な着用、手洗い、換気などの基本的感染対策の徹底を心がけましょう。
2024年6月の性感染症(STD)定点からの報告数は、性器クラミジア感染症46件、性器ヘルペスウイルス感染症11件、尖圭コンジローマ4件、淋菌感染症15件です。いずれの疾患も前月より報告数が減少しています。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週153人(3.19/定点)から今週282人(5.88/定点)対先週比1.84倍、前年度の夏の流行と同様の推移をたどっており、今後動向を注視していく必要があります。インフルエンザは先週6人(0.13/定点)から今週19人(0.40/定点)対先週比3.2倍。手足口病は先週474人(15 .29/定点)から今週546人(17.61/定点)対先週比1.15倍、過去10年間で最多の報告数となりました。感染予防には、手指消毒や外出後の手洗い、冷房時でも換気扇や窓の開放による換気、十分な休養とバランスの取れた食事といった基本的な対策が重要です。暑さを避け、水分を摂るなどの熱中症予防も行いながら、感染対策を心がけましょう。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週124人(2.58/定点)から今週153人(3.19/定点)対先週比1.23倍、インフルエンザは先週4人(0.08/定点)から今週6人(0.13/定点)対先週比1.5倍。手足口病は先週432人(13.94/定点)から今週474人(15.29/定点)対先週比1.10倍となり警報レベルを大きく上回っています。一方、今週、市内の医療機関から腸管出血性大腸菌感染症の報告が4例ありました(うち1例はHUSを発症)。腸管出血性大腸菌は、感染力が強く菌が少量でも発症し、毒性が強いため重症化する場合もあります。75℃で1分間以上の加熱で死滅するので、肉はよく加熱し食肉類を生で食べるのはやめましょう。ヒトからヒトへの感染を予防する基本は手洗いです。排便後、食事の前、排泄物の世話をした後等は、せっけんと流水で十分に手洗いをしましょう。
参考:厚生労働省ホームページ:腸管出血性大腸菌Q&A
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は、先週105人(2.19/定点)から今週124人(2.58/定点)対先週比1.18倍、インフルエンザは先週2人(0.04/定点)から今週4人(0.08/定点)対先週比2倍。手足口病は先週335人(10.81/定点)からさらに増加し、今週432人(13.94/定点)対先週比1.29倍となり、引き続き警報レベルを超えています。一方で今週も劇症型溶血性レンサ球菌感染症の報告が1人あり、昨年1年間の報告数(15人)と同数となりました。厚生労働省からは6月21日付で、劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)についての通知文が発出されています。神戸市感染症統合情報システムトップページの最下段、感染症に関する資料(医療機関向け)に掲載しておりますのでご確認ください。
参考:厚生労働省ホームページ:劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)
2024年5月の性感染症(STD)定点からの報告数は、性器クラミジア感染症63件、性器ヘルペスウイルス感染症19件、尖圭コンジローマ15件、淋菌感染症18件です。性器クラミジア感染症の患者が最も多く、クラミジア、尖圭コンジローマ、淋菌は過去10年間で最多の状況です。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週107人(2.23/定点)から今週105人(2.19/定点)対先週比0.97倍、インフルエンザは先週2人(0.04/定点)から今週2人(0.04/定点)対先週比1.0倍。一方で今週、百日咳の届出が2例あり、今年の累計が12例となり昨年の累計9例を上回りました。百日咳は2018年から全数把握対象となった疾患で、長引く咳や顔を真っ赤にして激しく咳込み、最後にヒューと音を立てて息を吸う咳発作が特徴ですが、ワクチン既接種の小児や成人では典型的な症状が見られない場合も多くあります。乳児では肺炎や脳炎、脳症を合併し重症となる場合があり、ワクチン未接種の新生児・乳児への感染に注意が必要です。DPTワクチンの接種や基本的感染対策の徹底などで予防しましょう。参考:五種混合の定期予防接種
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週88人(1.83/定点)から今週107人(2.23/定点)対先週比1.22倍、インフルエンザは先週10人(0.21/定点)から今週2人(0.04/定点)対先週比0.2倍。インフルエンザによる学級閉鎖等の報告はありませんでした。また、5類全数把握疾患である劇症型溶血性レンサ球菌感染症の全国の患者数が、今年に入ってから6月2日までに977人となり、過去最多であった去年1年間の報告数を上回りました。神戸市においても、今年に入り13人(昨年同時期の2.2倍)の報告があり、昨年1年間の報告数(15人)を上回りそうな勢いで増加しています。手指衛生や咳エチケットなどの基本的な感染対策を徹底し、手足等に傷口がある場合は清潔に保つことが大切です。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週105人(2.19/定点)から今週88人(1.83/定点)対先週比0.84倍、インフルエンザは先週7人(0.15/定点)から今週10人(0.21/定点)対先週比1.43倍。インフルエンザによる学級閉鎖等の報告が1件ありました。また、全国的に報告数が増加している手足口病の患者報告数は先週141人(4.55/定点)からさらに増加し、今週238人(7.68/定点)対先週比1.69倍となり、警報レベル開始基準値(5/定点)を超えました。市内の未就学児関係施設からも手足口病の報告が多い状況です。感染予防のために、流水と石けんで十分に手を洗い、タオルの共用はやめましょう。特におむつ交換時は排泄物を適切に処理し、しっかりと手洗いをしましょう。(参考:神戸モデル・早期探知地域連携システム)
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週59人(1.23/定点)から今週105人(2.19/定点) 対先週比1.78倍、インフルエンザは先週15人(0.31/定点)から今週7人(0.15/定点) 対先週比0.47倍。インフルエンザによる学級閉鎖等の報告はありませんでした。昨年よりも早い段階で手足口病が急増してきています。新型コロナウイルス感染症流行以前の2019年の夏の流行に匹敵する流行状況です。他の都道府県でも同様の傾向がみられ、第20週時点では兵庫県は47都道府県中16番目に多い状況でした(国立感染研究所 IDWR速報データ2024年第20週データより)。また胃腸炎も増加傾向があり、いずれも感染予防の基本となる手洗いが重要です。気温の急な上昇など体調を崩しやすい時期でもあり、手指衛生や体調管理など感染予防を心がけましょう。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週92人(1.92/定点)から今週59人(1.23/定点) 対先週比0.64倍、インフルエンザは先週12人(0.25/定点)から今週15人(0.31/定点) 対先週比1.25倍。インフルエンザによる園閉鎖の報告が1件ありました。
「新型コロナウイルス感染症COVID-19診療の手引き」が改訂され、第10.1版(最終改訂版)となりました。今回の改訂では、「外来診療における抗ウイルス薬の選択のフローチャート」や最新の科学的知見やワクチンに関する情報もアップデートされており、幅広く臨床で利用できる内容が盛り込まれております。なお、本手引きは今回が最後の改訂となります。
2024年4月の性感染症(STD)定点からの報告数は、性器クラミジア感染症48件、性器ヘルペスウイルス感染症12件、尖圭コンジローマ14件、淋菌感染症21件です。性器クラミジア感染症の患者が最も多く、クラミジアと淋菌は過去10年間で最多の状況が続いています。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週63人(1.31/定点)から今週92人(1.92/定点) 対先週比1.46倍、インフルエンザは先週6人(0.13/定点)から今週12人(0.25/定点) 対先週比2.00倍。全国的に増加が報道されているA群溶血性レンサ球菌咽頭炎が、神戸市でも88人(2.84/定点)と報告数が多い状態が続いています。また、感染性胃腸炎が前々週164人(5.29/定点)、前週93人(3.00/定点)から、今週199人(6.42/定点)と増加しています。気温も上昇し食品腐敗などによる食中毒も注意が必要です。
(参考:厚生労働省:「食中毒」)
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週122人(2.54/定点)から今週63人(1.31/定点) 対先週比0.52倍、インフルエンザは先週24人(0.50/定点)から今週6人(0.13/定点) 対先週比0.25倍。医療機関の休診があった中で、手足口病は先週15人(0.48/定点)から今週19人(0.61/定点) 対先週比1.27倍と増加しました。手足口病は乳幼児で好発し、主な症状として、口腔粘膜や手足に水疱性の発疹が出現します。一般的に予後は良好ですが、まれに無菌性髄膜炎や脳炎などの中枢神経合併症を引き起こす場合があり、注意が必要です。治った後も長期間、便中にウイルスが排出される場合があるため、おむつ交換後等は流水と石けんでの手洗い・消毒を適切に行いましょう。また、原因となるウイルスはアルコールが効きにくいため、消毒には次亜塩素酸ナトリウム等を使用してください。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週107人(2.23/定点)から今週122人(2.54/定点) 対先週比1.14倍、インフルエンザは先週48人(1.00/定点)から今週24人(0.50/定点) 対先週比0.5倍、定点医療機関からの迅速検査結果情報によるとインフルエンザB型12例でA型3例の4倍、1例はインフルエンザA型・B型およびコロナの3つが同時に陽性の報告でした。インフルエンザによる学級閉鎖の報告は先週より増加し5件でした。新型コロナウイルス感染症だけでなく、RSウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱の報告数も先週に比べ増加しています。連休中、多くの人との接触や移動が見込まれますが、体調管理や手指衛生など基本的な感染対策で予防を心がけましょう。参考:じょうずな手の洗い方(神戸市保健所作成)
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週124人(2.58/定点)から今週107人(2.23/定点) 対先週比0.86倍、インフルエンザは先週75人(1.56/定点)から今週48人(1.00/定点) 対先週比0.64倍、定点医療機関からの迅速検査結果情報によるとインフルエンザB型29例でA型8例の3.63倍です。一方、新学期が始まり、初めて、インフルエンザによる学級閉鎖の報告が1件ありました。ゴールデンウイークが近づき、行楽シーズンになりますが、体調不良の場合は外出を控え、マスクの適切な着用、手洗い、換気など基本的な感染対策を徹底しましょう。また、海外では、国内に常在しない感染症や日本よりも高い頻度で発生している感染症が報告されています。海外渡航の前には、海外渡航の前には、現地の感染症情報を確認し、予防を心がけましょう。
参考:検疫所 海外感染症情報
2024年3月の性感染症(STD)定点からの報告数は、性器クラミジア感染症51件、性器ヘルペスウイルス感染症12件、尖圭コンジローマ9件、淋菌感染症14件です。性器クラミジア感染症の患者が最も多く、クラミジアは過去10年間で最多の状況が続いています。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週131人(2.73/定点)から今週124人(2.58/定点) 対先週比0.95倍、インフルエンザは先週102人(2.13/定点)から今週75人(1.56/定点) 対先週比0.74倍です。一方でRSウイルス感染症の報告が今週73人(2.35/定点) 対先週比1.7倍と増加傾向です。本疾患は乳幼児に多く見られる急性呼吸器感染症で、生後2歳までにほぼ全員が少なくとも1度は感染するとされており、症状は風邪症状から肺炎まで様々です。RSウイルスは年長児や成人が再感染しても軽症であることが多く、気づかない間に乳幼児に感染を広げてしまう場合があります。咳などの症状があるときは、マスクの着用や手洗いうがいを徹底し、乳幼児への感染を防ぎましょう。施設では、子どもたちが日常的に触れる手すりやおもちゃを定期的に消毒し、接触感染を予防しましょう。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週167人(3.48/定点)から今週131人(2.73/定点) 対先週比0.78倍、インフルエンザは先週185人(3.85/定点)から今週102人(2.13/定点) 対先週比0.55倍、定点医療機関からの迅速検査結果情報によるとインフルエンザB型53例でA型18例の2.94倍です。一方で今週、百日咳の届出が1例あり、今年の累計が7例となりました。百日咳は2018年から全数把握対象となった疾患で、長引く咳や顔を真っ赤にして激しく咳込み最後にヒューと音を立てて息を吸う咳発作が特徴ですが、ワクチン既接種の小児や成人では典型的な症状が見られない場合も多くあります。乳児では肺炎や脳炎、脳症を合併し重症となる場合があり、ワクチン未接種の新生児・乳児への感染に注意が必要です。DPTワクチンの接種や基本的感染対策の徹底などで予防しましょう。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は今週167人(3.48/定点) 対先週比1.25倍、インフルエンザは今週185人(3.85/定点) 対先週比1.03倍です。新年度を迎えるにあたり、人の移動や会食の機会が増えますが、こまめな換気、手指消毒や外出後の手洗い、十分な休養とバランスの取れた栄養摂取といった基本的な対策が、感染症の予防につながります。入学、進学、就職、転勤など新しい環境に身を置く方もおられると思いますが、体調管理に留意し、引き続き対策をお願いいたします。
一方で今週、梅毒の報告が3例ありました。梅毒は主に感染者との性的接触により感染し自分でも気づかないまま病気が進行し他の人に感染させていきます。心配な時は検査を受けましょう。保健所では無料・匿名検査を実施しています。すでに症状がある方は皮膚科・泌尿器科・産婦人科等を受診しましょう。
参考:神戸市ホームページ「エイズ・性感染症 無料・匿名検査」
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は今週134人(2.79/定点) 対先週比0.81倍、インフルエンザは今週179人(3.73/定点) 対先週比0.73倍、インフルエンザによる学級閉鎖等14件対先週比0.47倍。麻しん感染者の報告は市内では年明け以降3月27日までありませんが、全国では3月17日までに20例が報告されています。第9週に東大阪市で報告のあった麻しん患者及び3月初旬に大阪市内の大規模コンサート来場客が後日麻しんと診断されたケースについては接触者の健康観察期間を終了しています。
一方で、春の行楽シーズンが始まり野外での活動機会が増える時期となりますが、マダニによる感染症対策も大切です。山に行かれる際は、虫よけスプレーや長袖長ズボンを着用して肌の露出を少なくするなど、ダニ対策をしましょう。活動後はすぐに入浴し、マダニに咬まれた痕跡がないか確認しましょう。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は今週165人(3.44/定点) 対先週比0.99倍、インフルエンザは今週245人(5.10/定点) 対先週比0.76倍、インフルエンザによる学級閉鎖等31件対先週比1.00倍。 麻しん感染者の報告は市内では年明け以降ありません(3/20時点)。全国では第10週までに11例が報告されています。感染すると約10-12日の潜伏期間の後、発熱、発疹等の症状が現れます。感染力が強く空気感染するため、手洗いやマスクでの予防ができません。ワクチンが有効な予防法です。麻しんを疑い受診する際は必ず医療機関に事前連絡の上、公共交通機関の利用は控えましょう 。医療機関におかれましては届出に必要な3症状(麻しんに特徴的な発疹、発熱、咳・鼻汁・結膜充血などのカタル症状)、予防接種歴、患者との接触等のエピソードから麻しんを疑う場合は直ちに保健所までご連絡願います。
2024年2月の性感染症(STD)定点からの報告数は、性器クラミジア感染症50件、性器ヘルペスウイルス感染症18件、尖圭コンジローマ12件、淋菌感染症19件です。性器クラミジア感染症の患者が最も多く、クラミジアと淋菌は過去10年間で最多の状況が続いています。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は今週166人(3.46/定点) 対先週比0.86倍、インフルエンザは今週321人(6.69/定点) 対先週比0.82倍、インフルエンザによる学級閉鎖等31件対先週比1.00倍。 2月末以降、麻しん(はしか)感染者が全国各地で確認されています。感染すると約10-12日(ワクチン接種歴がある方は3週間)の潜伏期間の後、発熱、発疹等の症状が現れます。感染力が強く空気感染するため、手洗いやマスクでの予防ができません。ワクチンが有効な予防法です。麻しんを疑い受診する際は、必ず医療機関に事前連絡の上、公共交通機関の利用は控えましょう 。医療機関におかれましては、麻しんに特徴的な発疹、発熱、咳・鼻汁・結膜充血などのカタル症状、予防接種歴、患者と接触した可能性等から麻しんを疑う場合は、直ちに保健所までご連絡願います。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週199人(4.15/定点)から今週193人(4.02/定点) 対先週比0.97倍と横ばい、インフルエンザは先週568人(11.83/定点)から今週390人(8.13/定点) 対先週比0.69倍、インフルエンザによる学校閉鎖0件、学年閉鎖1件、学級閉鎖30件対先週比0.39倍と減少して注意報水準を下回りましたが、これから人の集まる機会が増えるシーズンを迎えるため、引き続き体調不良時は外出を控えマスクの適切な着用、手洗い、三密の回避や換気などの感染症対策をお願いします。
一方で今週、健康診断で判明した1例を含む梅毒の届出が7例あり、今年に入って20例(昨年同時期の0.67倍)となりました。梅毒など全数報告対象疾病は健康診断で判明した場合も医師による届出が必要となります。診断された際は届出基準をご確認の上、届出をお願いします。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週215人(4.48/定点)から今週199人(4.15/定点) 対先週比0.93倍、インフルエンザは先週890人(18.54/定点)から今週568人(11.83/定点) 対先週比0.64倍と減少、インフルエンザによる学校閉鎖0件、学年閉鎖6件、学級閉鎖77件対先週比0.48倍と半減しましたが、注意報レベルが続いています。定点医療機関からの迅速検査結果情報によるとインフルエンザB型397例でA型20例の19.85倍、A型もB型も陽性が1例ありました。また、届出が増加しています「梅毒」は、全ての医師が届出を行う感染症です。無症状病原体保有者を含む梅毒患者を診断された場合は、届出基準をご確認いただき、7日以内に届出をお願いします。(感染症法第12条第1項の規定)
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週357人(7.44/定点)から今週215人(4.48定点) 対先週比0.60倍、インフルエンザは先週1199人(24.98/定点)から今週890人(18.54/定点) 対先週比0.74倍と減少、インフルエンザによる学校閉鎖0件、学年閉鎖8件、学級閉鎖165件対先週比0.66倍と減少しています。一方で今週、百日咳の届出が2例ありました。百日咳は2018年から全数把握対象となった疾患で、長引く咳や顔を真っ赤にして激しく咳込み最後にヒューと音を立てて息を吸う咳発作が特徴ですが、ワクチン既接種の小児や成人では典型的な症状が見られない場合も多くあります。乳児では肺炎や脳炎、脳症を合併する重症となる場合があり、ワクチン未接種の新生児・乳児への感染に注意が必要です。DPTワクチンの接種や基本的感染対策の徹底などで予防しましょう。
2024年1月の性感染症(STD)定点からの報告数は、性器クラミジア感染症42件、性器ヘルペスウイルス感染症12件、尖圭コンジローマ6件、淋菌感染症20件です。性器クラミジア感染症の患者が最も多く、クラミジアと淋菌は過去10年間で最多の状況が続いています。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週419人(8.73定点)から今週357人(7.44定点) 対先週比0.85倍と微減。インフルエンザは先週1194人(24.88/定点)から今週1199人(24.98/定点) 対先週比1.00倍、インフルエンザによる学校閉鎖1件、学年閉鎖16件、学級閉鎖251件対先週比0.96倍と横ばい。定点医療機関からの迅速検査結果情報によるとインフルエンザB型740例でA型124例の5.97倍です。一方でA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数が昨年8月後半から全国的に過去5年間の同時期より高い水準で推移しており、今週は過去10年で最多170人(5.48/定点)の報告がありました。警報レベルの基準値は8/定点です。いずれの感染症も対策は、体調不良時の外出を控えマスクの適切な着用を含む咳エチケット手洗い三密の回避や換気、患者との接触を極力避けるなどです。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は、先週433人(9.02/定点)から今週419人(8.73定点) 対先週比0.97倍と横ばいです。インフルエンザは先週1047人(21.81/定点)から今週1194人(24.88/定点) 対先週比1.14倍、インフルエンザによる学年閉鎖12件、学級閉鎖265件対先週比1.31倍と増加しています。定点医療機関からの迅速検査結果のうちインフルエンザB型が692例で8割を占めています。
一方で、2月4日は「風しんの日」でした。特に1962年4月2日から1979年4月1日の間に生まれた男性は、過去に公的な予防接種が行われていないため、自分が風しんにかかり家族や周囲の人たちに広げてしまうおそれがあります。風しんの感染経路として「職場」が最多の年もありました。神戸市が発行した風しん抗体検査と予防接種のクーポンをお持ちの方は、期限内にご利用ください。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は、先週320人(6.67/定点)から今週433人(9.02/定点) 対先週比1.35倍と増加しています。インフルエンザも先週988人(20.58/定点)から今週1047人(21.81/定点) 対先週比1.06倍、インフルエンザによる学年閉鎖19件、学級閉鎖203件対先週比1.85倍と増加しています。定点医療機関からの迅速検査結果情報によるとインフルエンザB型495例でA型205例の2.41倍となっています。一方で今週、急性脳炎の届出が2例ありました。病原体はそれぞれB型インフルエンザウイルスと風邪のウイルス(HCoV-OC43)となっています。これらの呼吸器感染症予防のため、引き続き、体調不良時は外出を控え、マスクの適切な着用を含む咳エチケット、手洗い、三密の回避や換気、患者との接触を極力避けるなどの感染症対策をお願いします。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は、先週320人(6.67/定点)から今週433人(9.02/定点) 対先週比1.35倍と増加しています。インフルエンザも先週988人(20.58/定点)から今週1047人(21.81/定点) 対先週比1.06倍、インフルエンザによる学年閉鎖19件、学級閉鎖203件対先週比1.85倍と増加しています。定点医療機関からの迅速検査結果情報によるとインフルエンザB型495例でA型205例の2.41倍となっています。一方で今週、急性脳炎の届出が2例ありました。病原体はそれぞれB型インフルエンザウイルスと風邪のウイルス(HCov-OC43)となっています。これらの呼吸器感染症予防のため、引き続き、体調不良時は外出を控え、マスクの適切な着用を含む咳エチケット、手洗い、三密の回避や換気、患者との接触を極力避けるなどの感染症対策をお願いします。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は、先週197人(4.10/定点)から今週320人(6.67/定点) 対先週比1.62倍と増加しています。また、インフルエンザも先週489人(10.19/定点)から今週988人(20.58/定点) 対先週比2.02倍、インフルエンザによる学年閉鎖12件、学級閉鎖108件と増加しています。インフルエンザB型の陽性例は340例に増加し、A型の報告数を超えました。引き続き体調不良時は外出を控えマスクの適切な着用をしていただく、手洗い、三密の回避や換気などの感染症対策をお願いします。一方で、感染性胃腸炎の患者報告数が今週226人(7.29/定点)と増加し、高齢者施設等で集団感染が報告されています。感染性胃腸炎の原因の1つであるノロウイルスにはアルコールが効きません。汚染物の処理時は次亜塩素酸ナトリウムで消毒し、集団感染を予防しましょう。
2023年12月の性感染症(STD)定点からの報告数は、性器クラミジア感染症52件、性器ヘルペスウイルス感染症16件、尖圭コンジローマ8件、淋菌感染症23件です。性器クラミジア感染症の患者が最も多く、クラミジアと淋菌は過去10年間で最多の状況が続いています。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週106人(2.21/定点)から今週197人(4.10/定点) 対先週比1.86倍と増加し、高齢者施設等から入所者や職員の感染者数増加の報告もあります。年末年始の影響を考慮すると増加傾向にあり、昨年9月頃の定点あたり10人超の流行波と同様の経過をたどるのか注視する必要があります。またインフルエンザも先週372人(7.75/定点)から今週489人(10.19/定点) 対先週比1.31倍と増加し、さらに冬休みが明けインフルエンザによる学級閉鎖報告も4件ありました。例年インフルエンザの流行は1月2月がピークとなるため、引き続き、体調不良の場合は外出を控え、室内ではこまめに換気する、会話時にはマスクを着用する等これまで以上に感染対策の徹底をお願いします。
年始、定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週121人(2.52/定点)から今週106人(2.21/定点) 対先週比0.88倍、インフルエンザは先週775人(16.15/定点)から今週372人(7.75/定点) 対先週比0.48倍とそれぞれ減少して見えますが、年始の影響で正確な患者数を反映できていない可能性があります。基幹定点医療機関からの入院患者報告数は新型コロナウイルス感染症、インフルエンザともに第52週から第1週にかけて増加しています。過去数年の流行状況からは年末年始に報告数が一旦減少しても、その後成人式の時期より流行拡大する傾向が見られます。今後さらなる流行の拡大や新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行が懸念されますので、引き続き体調不良の場合は外出を控えマスクの適切な着用をしていただく、手洗い、三密の回避や換気などの基本的な感染症対策の徹底をお願いします。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週131人(2.73/定点)から今週121人(2.52/定点) 対先週比0.92倍、インフルエンザは先週788人(16.42/定点)から今週775人(16.15/定点) 対先週比0.98倍と注意報レベルが続いています。また健康科学研究所の検出状況ではA型インフルエンザウイルス(H1pdm09亜型およびAH3型)のほかB型インフルエンザウイルス(ビクトリア系統)が検出されており複数回感染する可能性もあります。体調不良の場合は外出せず、手洗い、三密の回避や換気、マスクの適切な着用など感染対策をしましょう。一方で今週も腸管出血性大腸菌O157感染症の届出が2例あり、家族や本人に肉の喫食歴がありました。腸管出血性大腸菌は75℃1分間以上の加熱で死滅するので、肉はよく加熱しましょう。また調理や食事の前は十分な手洗いをして感染予防に努めましょう。
現在、表示されている患者報告数等は暫定値です。1月11日(木)にコメントを含めた情報を公開予定です。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週98人(2.04/定点)から今週131人(2.73/定点) 対先週比1.34倍と増加、インフルエンザは先週1191人(24.81/定点)から今週788人(16.42/定点) 対先週比0.66倍、インフルエンザによる学年閉鎖3件・学級閉鎖63件(対先週比0.43倍)と減少しています。一方で今週、腸管出血性大腸菌O157感染症の届出が3例ありました。腸管出血性大腸菌は感染力が強く菌が少量でも発症するため、人から人への感染が起こりやすい病原体です。他の細菌性食中毒と同様に夏の流行が多く見られますが、2020年も年末に届出件数が増加しています。年末年始は家族や友人との会食が増える時期ですが、O157は小児や高齢者が感染すると重症化する危険性が高いため、食品の十分な加熱や喫食・調理の前後での十分な手洗いを意識して感染予防に努めましょう。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週75人(1.56/定点)から今週98人(2.04/定点) 対先週比1.31倍と増加、インフルエンザも先週1244人(25.9/定点)から今週1191人(24.81/定点) 対先週比0.96倍と横ばいで注意報レベルが続いています。インフルエンザによる学年閉鎖10件・学級閉鎖142件(対先週比0.94倍)と横ばいです。今週はインフルエンザウイルスによる急性脳炎や劇症型溶血性レンサ球菌感染症も報告されています。インフルエンザB型の陽性例は45例と増加しており、今年すでにインフルエンザに感染された方の再感染例も報告されています。インフルエンザの予防接種には発症を予防する効果や発症した場合であっても重症化を防ぐ効果があります。体調不良の場合は外出を控え、マスクの適切な着用、手洗い、三密の回避や換気など基本的感染対策の徹底を心がけましょう。
2023年11月の性感染症(STD)定点からの報告数は、性器クラミジア感染症 50件、性器ヘルペスウイルス感染症 13件、尖圭コンジローマ14件、淋菌感染症 22件です。性器クラミジア感染症の患者が最も多く、クラミジアと淋菌は過去10年間で最多の状況が続いています。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週55人(1.15/定点)から今週75人(1.56/定点) 対先週比1.36倍と増加、インフルエンザも先週989人(20.6/定点)から今週1244人(25.9/定点) 対先週比1.26倍とさらに増加し注意報レベルが続いています。インフルエンザによる学年閉鎖13件・学級閉鎖151件(対先週比1.61倍)と増加しています。一方で梅毒が感染拡大しており、妊娠梅毒や先天梅毒の件数も増加しています。神戸市では妊娠梅毒は令和4年に2件、令和5年に1件の届出があり、先天梅毒は0件でした。全国では先天梅毒の件数が過去最多を更新し、令和5年は10月時点で32件の届出がありました。妊娠梅毒は流産や死産のリスクであり、先天梅毒はこどもの難聴や視力障害などの原因となります。保健所では梅毒の無料・匿名検査を実施していますので、心配な時は検査を受けましょう。
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週47人(0.98/定点)から今週55人(1.15/定点) 対先週比1.17倍と横ばい、インフルエンザは先週831人(17.31/定点)から今週989人(20.6/定点) 対先週比1.19倍と微増で注意報レベルが続いています。インフルエンザによる学校閉鎖1件・学年閉鎖2件・学級閉鎖99件(対先週比0.94倍)も横ばいです。インフルエンザはA型が主流ですがB型も複数報告されています。一方で咽頭結膜熱は先週から警報レベルの患者報告数が続いています。咽頭結膜熱の原因となるアデノウイルスに抗菌薬は効きません。「抗微生物薬適正使用の手引き 第三版」が先月改訂されましたので、医療従事者の皆さまはご参照ください。市民の皆さまにも抗菌薬の適正利用にご協力をお願いいたします。
参考:AMR臨床リファレンスセンターホームページ (https://amr.ncgm.go.jp)
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週51人(1.06/定点)から今週47人(0.98/定点) 対先週比0.92倍と横ばい、インフルエンザは先週666人(13.88/定点)から今週831人(17.31/定点) 対先週比1.25倍と増加し注意報レベルが継続中。インフルエンザによる学校閉鎖1件・学年閉鎖8件・学級閉鎖105件(対先週比1.54倍)も増加。咽頭結膜熱は全国的にも例年同時期より高い水準で推移し学童年齢以下の小児での流行が継続中で今週117人(3.77/定点) 警報レベルとなりました。咽頭結膜熱の原因となるアデノウイルスは非常に感染力が強く消毒用エタノールの効果が弱いため次亜塩素酸ナトリウム等を使用し予防にはタオルの共用を避け流水と石鹸での手洗いを行いましょう。いずれの感染症も、咳エチケット、手洗い、換気、患者との接触を極力避けるなどの感染対策の徹底をお願いします
定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症患者報告数は先週58人(1.21/定点)から今週51人(1.06/定点) 対先週比0.88倍と横ばい、インフルエンザは先週623人(12.98/定点)から今週666人(13.88/定点) 対先週比1.07倍となり、注意報レベルが続いています。インフルエンザによる学年閉鎖12件・学級閉鎖62件(対先週比0.84倍)と報告の多い状況も続いています。基本的感染対策による予防を心がけましょう。一方で今月10日に厚生労働省通知「国内の鳥類における鳥インフルエンザ(H5N1)発生時の調査等について」が一部改正されました。鳥インフルエンザは冬期を中心に発生しやすく、市内では昨シーズンに死亡野鳥(カラス)から陽性報告があり、今シーズンも注意が必要です。通常は人に感染しませんが、死亡又は衰弱した野鳥を発見された場合は野鳥やその排泄物に直接触れないようご注意ください。